理学研究科 論文等に係る評価基準

修士論文

【満たすべき水準】
 広島大学大学院理学研究科では,研究倫理教育(標準プログラム)を修了した者に対して,次の判定基準に基づいて修士の学位審査を行い,適当と認められる者に対して,修士(理学)の学位を授与する。
 1. 修士の学位を受ける者は,学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき,当該専門分野における研究能力及び高度な専門的能力を身につけていること,さらに幅広い教養と総合的な判断力を有していること。
 2. 修士論文は,次に定める「学位論文の評価基準」に基づき評価を受けることとし,修士の学位を受ける者は,当該専門分野の発表会・審査委員会で学術研究に相応しい研究発表を行い,質疑に対し論理的かつ明解に応答すること。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)

【審査委員の体制】
 <数学専攻>主指導教員及び副指導教員
 <物理科学専攻>主査(主指導教員)、副査1名(他の研究室の教員、副指導教員ではない)で書面審査、准教授以上(今後は教育資格2以上)の全員で発表の審査
 <化学専攻>主指導教員及び副指導教員
 <生物科学専攻>講師以上の全教員で構成する教員会
 <地球惑星システム学専攻>主指導教員及び副指導教員を含む教員3名
 <数理分子生命理学専攻>講師以上の全教員で構成する教員会
(専攻取扱い)

【審査の方法】
 当該専門分野の発表会・審査委員会で学術研究に相応しい研究発表を行い,質疑に応答する。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)

【審査項目】
 1.当該研究領域における修士としての十分な知識を修得し,問題を的確に把握し,解明する能力を身につけているか。
 2.研究テーマの設定が申請された学位に対して妥当なものであり,論文作成にあたっての問題意識が明確であるか。
 3.論文の記述(本文、図、表、引用など)が十分かつ適切であり,結論に至るまで首尾一貫した論理構成になっているか。
 4.設定したテーマの研究に際して,適切な研究方法,調査・実験方法,あるいは論証方法を採用し,それに則って具体的な分析・考察がなされているか。
 5.当該研究領域の理論的見地または実証的見地から見て,独自の価値を有するものとなっているか。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)

博士論文

【満たすべき水準】
 広島大学大学院理学研究科では,研究倫理教育(標準プログラム)を修了した者に対して,次の判定基準に基づいて博士の学位審査を行い,適当と認められる者に対して,博士(理学)の学位を授与する。
 1.博士の学位を受ける者は,学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき,国際的な視野に立った学際的な学識を備え,当該専門分野における研究を自立して実践できる能力及び高度な専門的能力を有していること。
 2.博士論文は,次に定める「学位論文の評価基準」に基づき評価を受けることとし,博士の学位を受ける者は,当該専門分野の発表会・審査委員会で学術研究に相応しい研究発表を行い,質疑に対し論理的かつ明解に応答すること。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)

【審査委員の体制】
 審査委員会は,学位請求論文の内容に関係の深い専門分野の教授3名以上をもつて組織する。
(広島大学学位規則理学研究科内規第4条1項)

【審査の方法】
 当該専門分野の発表会・審査委員会で学術研究に相応しい研究発表を行い,質疑に応答する。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)

【審査項目】
 1.当該研究領域における博士としての十分な知識を修得し,問題を的確に把握し,解明する能力を身につけているか。
 2.研究テーマの設定が申請された学位に対して妥当なものであり,論文作成にあたっての問題意識が明確であるか。
 3.論文の記述(本文,図,表,引用など)が十分かつ適切であり,結論に至るまで首尾一貫した論理構成になっており,論理的に明確な結論が導かれているか。
 4.設定したテーマの研究に際して,適切な研究方法,調査・実験方法,あるいは論証方法を採用し,それに則って具体的な分析・考察がなされているか。
 5.当該研究領域の理論的見地または実証的見地に加え,国際的な学術水準および学際的観点から見て,独自の価値を有するものとなっているか。
(広島大学大学院理学研究科 学位授与の判定基準及び学位論文の評価基準)


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