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2026年度 「世界に羽ばたく。教養の力」世界で活躍されているリーダーによる講演

広島大学は、2017年度から、教養教育の一環として、スポーツ、芸術、科学、ビジネスなど各界で活躍されているリーダーをお招きし、学部新入生を対象に講演を行っています。

本学では、大学で専門的な分野の学識を深めるのと同時に、幅広い教養、すなわちリベラル・アーツを生涯にわたって培っていくことが何より大切と考えています。

世界で活躍するリーダーたちが、どのような学生時代を過ごし、困難を乗り越えたのか。

大学での新しい一歩を踏み出す新入生に、間近で生きざまやスピリッツに触れてもらい、ワクワクする何かをつかんでもらうことを目的としています。

2026年度は、以下の方々に講義を行っていただきました。

越智光夫
【4月15日開催】越智光夫(広島大学長)

被爆地・広島で平和を基軸に歩んできた大学の歴史と、世界に向けた取り組みを紹介。自身の研究人生を振り返りながら「考え続ける姿勢」と「失敗を恐れぬ挑戦」の大切さを説き、主体的な学びを積み重ねてほしいと、新入生のこれからの学生生活に向けて熱いエールが送られました。

鈴木俊貴氏
【4月16日開催】鈴木俊貴氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)

「僕には鳥の言葉がわかる」をテーマに、シジュウカラの会話を突き止めた驚きの研究を紹介。固定観念にとらわれない探究心や「勉強と研究の違い」を通じ、AI時代にあっても、世界を解き明かすのは人間であるという力強いメッセージが贈られました。

山極壽一氏
【4月21日開催】山極壽一氏(総合地球環境学研究所所長、京都大学前総長)

類人猿との比較から、弱みを強みに変えて共感力を育んできた人類の進化の歴史について語り、デジタル化で共感力が失われつつある現代において、「あえて合わない人と対話する」ことの重要性を指摘。新入生へ「賢く野生的であれ」「冒険せよ」と、AIに代替できない好奇心や行動力を促しました。

佐藤優氏
【4月22日開催】佐藤優氏(作家、元外務省主任分析官)

社会における困難を乗り越える支えとなるのは「友人」と「教養」であると語られました。また、日本が歴史上の危機をどう乗り越えてきたかを解説し、変化の激しい現代を生き抜くには多角的な視点が不可欠であると指摘。日々の学習習慣や、悩みを相談できる人間関係を築く大切さを強調されました。

柳沢正史氏
【4月24日開催】柳沢正史氏(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構教授)

日本の深刻な睡眠不足が及ぼす脳やメンタルへの悪影響を科学的に解説し、大学生活における具体的なアドバイスが送られました。さらに、脳内の睡眠物質「オレキシン」発見に至る自身の研究の歩みを振り返りながら、新入生たちに向けてキャリアを切り拓く力や研究の醍醐味、睡眠を大切にする意義を語られました。

野村謙二郎氏
【5月13日開催】野村謙二郎氏(野球評論家、広島東洋カープ元監督)

ご自身の競技・指導経験に加え、大学院での研究を通じ視野が広がった経験から、幅広い学びの重要性を解説。成長のスピードを上げるには“ワクワク感”を原動力に主体的に取り組むことが大切だと強調し、「できるだけ早く目標を持ってほしい。目標があれば自然と行動が変わる」と呼びかけられました。

磯田道史氏
【5月15日開催】磯田道史氏(国際日本文化研究センター教授)

AIの登場による社会の変化を解説し、正解のない課題に向き合う技術者には倫理観や教養が求められると指摘。体験や多様な経験が発想力を育むと説き、自身のキャリアを通じた価値創造の例を紹介されました。自分で問いを立てて考える力の重要性を伝え、すぐに役立たずとも自信を持って研究を続けてほしいと学生へエールを贈りました。

茂木健一郎氏
【5月20日開催】茂木健一郎氏(脳科学者)

「人工知能時代に、君たちはどう生きるのか?」をテーマに、ご自身の経歴を振り返りながら多様な経験を重ねる面白さを紹介。エージェントAIの発展により誰もが挑戦できる時代だからこそ、関心を一つに絞らず主体的に行動することの重要性を強調し、やりたいことや関心のある分野に積極的に取り組むことが成功の鍵となると述べられました。

中丸三千繪氏
【5月20日開催】中丸三千繪氏(オペラ歌手)

単身イタリアへ渡り世界最高峰のコンクールで優勝した道のりや、多様な分野へ挑戦してきた経験を紹介。努力を楽しみ、夢を計画として実現する意識や、孤独を恐れず自分を信じる大切さを語られました。「誰も挑戦していない分野で自ら道を切り拓き、歴史を作ってほしい」と、新入生の可能性を信じる温かいメッセージが贈られました。

池谷裕二氏
【5月21日開催】池谷裕二氏(東京大学大学院薬学系研究科教授)

AI技術の歴史的転換点において、直観や創造、気遣いまでもAIが担う現状に触れ、「人間は何をすべきか」と問われました。AIを鏡として人間自身を見つめ直す重要性を示し、最終的な判断を行う人間にはより高い知識や洞察力が求められると強調されました。

堀川惠子氏
【5月26日開催】堀川惠子氏(ノンフィクション作家)

広島の姿から過去へ思いを巡らせた作家としての原点と「町の記憶を耕す」作家としての使命を紹介。また、自身の著書を通じた事例から、個人の発信が社会を変える可能性を示されました。学生には「失敗を恐れず、全力で挑戦できるのは学生時代だからこそ」と呼びかけ、100%の力で取り組む意義を力強く伝えました。

二宮清純氏
【5月27日開催】二宮清純氏(スポーツジャーナリスト)

取材でのエピソードを紹介しながら、「やれること」を泥臭く積み重ね、実直に歩みを進めていくことや、リーダーシップを持って情熱、理念、行動で可能性を切り拓く大切さが語られました。未来を担う学生へ「現実を受け入れるだけでなく、自ら未来やルールを切り拓くリーダーに」と熱いメッセージが贈られました。


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