3月18日木曜日に広島大学高大接続・入学センター主催<海外高大接続シンポジウムⅡ>国際バカロレア入試と高等教育資格承認を巡る課題、をオンラインで約100名の参加者を得て開催しました。
講演1として岡山理科大学付属中学・高等学校校長の田原先生にお願いし、「日本の国際バカロレア・ディプロマ・プログラム教育と大学の受入れ」についてお話しいただきました。田原先生は先駆的に岡山大学で入試改革担当副学長・アドミッションセンター長として国際バカロレア入試を導入された先生で、現在はIB校の校長先生であり、大学・IB校の双方の現状を把握されている方です。
また講演2として九州大学大学院人間環境学研究院の木村先生に「入試の多様化と国際化を巡る試論―九州大学教育学部の国際入試の設計理念とその狙いを中心に」に関して講演いただきました。木村先生はこれまで全学のアドミッションを担ってこられ、現在は部局において国際入試の設計・導入・学生募集を進めておられる先生です。
そして講演3として大学入試センターの花井先生に「国際バカロレア入試の現状と課題―日英における資格認証を中心に」、さらに独立行政法人大学改革支援・学位授与機構 高等教育資格承認情報センター長の堀田先生には高等教育資格承認情報センターの発展と国際バカロレアの資格承認の課題」についてそれぞれお話しいただきました。日本の大学において海外からの志願者の教育歴が多様化し、その入学経路も複線化している中で、イギリスの事例をご紹介いただきながら、資格認証の在り方と今後求められる国際バカロレア入試の方向性について示唆に富む講演をいただきました。
講演いただきました先生方に改めてお礼申し上げます。
※本シンポジウムは、スーパーグローバル大学創成支援事業からの支援により実施いたしました。