ひろしまバイオデザインフェローシップコース ~医療機器開発のための新たな人財育成に取り組んでいます~
本学が広島県とともに設置した「バイオデザイン共同研究講座」では,「イノベーション先進国」インドと協働して,医療機器開発の分野に「デザイン思考」の手法を取り入れた教育プログラムを進めており,次のとおり昨年度開講した「フェローシップコース」の第3期受講生の募集を行います。
このコースでは,受講生が医療機関へ赴き、現場観察を通じて、潜在的ニーズを調査し、患者さんが真に必要とする医療機器の開発及び、これらを実践できる人財の育成を図るものです。
昨年度の第1期受講生は1年間のフェローシップの成果として、令和2(2020)年3月に、「低侵襲で心膜を開窓するデバイス」について特許出願しました。
医師,エンジニア,デザイナーなど,学内外・分野を問わず,医療機器の開発に興味のある方,携わっている方からの申込をお待ちしています。ぜひ一度お問合せください。(新型コロナウィルス感染症の影響により、内容等に変更が生じる可能性があります。)
募集内容
募集期間 |
令和2(2020)年11月20日(金)~令和3(2021)年1月29日(金) |
募集定員 |
4名程度 |
応募資格 (いずれかに該当) |
・原則として,大学院修了(修士課程以上),もしくはヘルスケア関連産業等において5年以上の実務経験をもつ方 ・医療機器イノベーション、スタートアップや起業、デザイン思考に興味のある方 ※インドとのやりとりに必要となるため,できれば英語によるコミュニケーションが可能な方が望ましい。 |
選考方法等 |
令和3(2021)年2月上旬に書類審査及び面接を実施の上,決定 |
応募書類 |
(1)申込書 (2)最終学校の卒業・修了証明書及び成績証明書 (3)小論文(A4一枚程度) (4)Resume もしくは CV(英語) |
コースの概要
コース |
・フェローシップ:フルプログラム(従来型) ・ニーズ持込み:企業等の持込みニーズをバイオデザイン手法で検証 ・手持ちニーズ提供:本学保有のニーズをバイオデザイン手法で検証 |
開講期間 |
令和3(2021)年4月から令和4(2022)年3月まで |
開講場所 |
<ラボ> ・広島大学霞キャンパス(広島市南区霞1-2-3) <医療現場観察(予定)> ・県立広島病院(広島市南区宇品神田1-5-54) ・独立行政法人国立病院機構 広島西医療センター(大竹市玖波4-1-1) ・地方独立行政法人広島市立病院機構広島市立舟入市民病院(広島市中区舟入幸町 14-11) ・広島大学病院(広島市南区霞1-2-3) |
受 講 料 |
原則として,本学所属の学生以外は,受講料を徴収 |
◇スケジュール(フェローシップコースの例)
|
フェーズ |
内容 |
備考 |
4月 |
DISCOVER |
開始式 チームビルディング オリエンテーション・医療現場観察① |
演習Ⅰ |
5月 |
医療現場観察②「観察と課題の特定」 |
|
|
6月 |
医療現場観察③「ニーズの記述」 |
|
|
7月 |
DEFINE |
ニーズの選択①「疾病の基礎・既存の治療法」 |
|
8月 |
ニーズの選択②「ステークホルダーと市場の分析」 |
|
|
9月 |
ニーズの選択③「ニーズの絞込み」 |
|
|
10月 |
DESIGN |
コンセプト創出①「アイデア出し・解決策の創出」 |
|
11月 |
コンセプトの創出②「プロトタイプ製作」 |
|
|
12月 |
コンセプトの創出③「最終コンセプト選択」 →MedtechSummit2021(インド)参加 |
|
|
1月 |
DEPLOY |
事業化① 「開発戦略とビジネスモデル」 |
|
2月 |
事業化②「計画立案と実践」 |
|
|
3月 |
|
修了式 |
|
- 令和3(2021)年度ひろしまバイオデザインフェロー募集要項(292.71 KB)
- 令和3(2021)年度ひろしまバイオデザインフェロー申込書様式 (word)(34.99 KB)
- 令和3(2021)年度ひろしまバイオデザインフェロー申込書様式 (pdf)(76.32 KB)
お問合せ・お申込み先
学術・社会連携室 バイオデザイン共同研究講座 (担当:迫)
住所:〒734-8553 広島市南区霞1-2-3 臨床管理棟1F
電話:082-257-1992・1555 / FAX:082-257-1993
メール:biodesign@office.hiroshima-u.ac.jp