[スタートアップチャレンジ2024]採択チーム紹介①(大倉チーム)

「東広島市・学生発スタートアップチャレンジ2024」では、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学の学生による、自由で創造的なアイディアや起業してみたいという意識の具体化に向けた活動を支援しています。
このたび、12月21日(土)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている13チームのインタビュー記事を掲載いたします。

第1回は、「安価で移動できる学生のためのライドシェアサービス」のテーマで活動している大倉希望さんのチームから足立大響さんがインタビューを受けてくれました。
(記載の情報は掲載時点のものです。)

※DemoDayへの参加申し込みはこちらのページから(参加費無料)

スタートアップチャレンジで事業化を目指すテーマについて教えてください!

私たちは学生による学生のためのライドシェアサービス「nonnori」の運用になり学生の抱える交通問題の解消を目指します!

nonnoriとは学生ドライバーと同乗者をマッチングするサービスです。普段、車を運転していて「ドライブの費用を抑えたい!」「ドライブ中に誰かと話したい!」と感じている学生のドライバーと「電車、バスの終電が早くて移動が不便。」「行きたい場所の近くに交通機関がなくて不便。」と感じている学生をマッチングさせ、双方の問題を解決します。

このテーマはどのようにして思いつきましたか。

広島大学で学生生活を始めてから、これまでとは比べものにならないほど行動範囲が広がりました。新しい街や環境での生活に胸を膨らませながら、日々の移動を通して広島という地域の広さや交通の仕組みを実感するようになりました。しかし、その一方で、広島市内から西条駅までの電車移動、さらには西条駅から広島大学前までのバス移動について、大きな不便さを感じることが増えていきました。

具体的には、バスや電車の出発時間を常に意識しなければならない窮屈さや、そもそもの運行本数の少なさが目立ちます。このため、少しでもスケジュールが崩れると次の便を待つ時間が大幅に長くなり、予定全体が乱れることもしばしばありました。同じような不便を感じる学生はきっと多いのではないか、という考えが自然と頭に浮かぶようになりました。

こうした経験を通して、「この交通の不便さを解消する方法はないのか」と考え始めるようになり、その結果としてライドシェアサービスというアイデアにたどり着きました。これは単なる移動手段の選択肢を増やすだけでなく、学生同士の交流や地域社会とのつながりを深めるきっかけになるのではないかとも感じています。

チームメンバーにはどんな方がいますか。また、どのようにしてこのチームメンバーが集まったのですか。

私たちのチームメンバーは、大学のサークルで知り合った仲間を中心に構成されています。それぞれが異なる専門分野やスキルを持っており、企画力や技術力、コミュニケーション能力など、サービス運営に必要な多様な役割を担っています。

このメンバーが集まったきっかけは、大学生活の中で交通の不便さを共有する中、「自分たちの手で解決策を模索しよう」と意気投合したことでした。その後、アイデアを形にするための試験運用や調査を通じて、互いの強みを活かしながら活動を進めてきました。

共通の課題意識と目的を持つことで、個々のスキルが補完し合っています。

スタートアップチャレンジ2024をどのようにして知りましたか?

「スタートアップチャレンジ2024」については、つながりのある大学の先輩からの紹介で知りました。

このプログラムに応募しようと思ったきっかけを教えてください。

サービス運用のための資金を確保しようと考えたのがきっかけです。応募する以前から、学生の不便を解決するための構想をしておりました。

スタートアップチャレンジ2024への応募前からすでに始めていた活動はありますか。

スタートアップチャレンジ2024への応募に向けて、私たちは実際にドライバーとなり、同乗者を募って送迎を行う試験運用を早期に実施していました。この運用を通じて、提案するサービスの実用性や課題を直接体験し、改善につなげることを目指しました。

さらに、サービスの需要を具体的に把握するため、SNSを積極的に活用してターゲット層への調査を行いました。利用者の反応や意見を収集することで、現実的なニーズを反映した提案を練り上げることができました。

スタートアップチャレンジの支援期間中はどのような活動をしていますか。

週に一度活動メンバーとミーティングを行い、目的の確認、また運用の方法に関するディスカッションを行っています。

さらに、実際にドライバーとして活動したい学生の募集を開始しました。

プロジェクトを進める中で、難しいと感じる部分はありますか。

活動の中で最も難しいと感じるのは、法律に関わる部分です。ライドシェアに関する法律は近年大幅に改正されており、サービスが法律に違反していないかを確認することは極めて重要です。

また、サービスがライドシェアである特性上、交通事故が発生した場合の対応や、利用者間でトラブルが生じた際の対処方法についても重要な課題として取り組んでいます。これらの状況に備えるために、対応策についてメンバー間で入念に議論を重ねています。

どんな思いを持って活動していますか。

この活動の最大の目標は、大学生がより充実した学生生活を送れるよう、学生の不便を解消することです。
目標を達成するためには、各作業が何を目的としたものであるかを明確にしながら、計画的に活動を進めることが重要だと考えています。
また、メンバー全員が共通の目的意識を持つことで、一体感を高め、より効率的かつ効果的な取り組みを実現するよう心がけています。

最後にDemo Dayを見に来る方々に向けて、一言お願いします!

私たちは学生による学生のためのライドシェアサービス「nonnori」の運用によって現在学生が抱えている交通問題の解消を目指しています!

応援よろしくお願いいたします。

お問い合わせ先

一般社団法人ひろしま好きじゃけんコンソーシアム
TEL : 080-3052-7315
Mail:office※sukijyaken.jp (注:※は半角@に置き換えてください)


up