一般社団法人ひろしま好きじゃけんコンソーシアム
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「東広島市・学生発スタートアップチャレンジ2024」では、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学の学生による、自由で創造的なアイディアや起業してみたいという意識の具体化に向けた活動を支援しています。
このたび、12月21日(土)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている13チームのインタビュー記事を掲載いたします。
第9回は、「雨の日売上減少対策としてユーザーが安価に利用できる傘シェアリングサービス」のテーマで活動している韓文娟さんがインタビューを受けてくれました。
(記載の情報は掲載時点のものです。)
※DemoDayへの参加申し込み及び詳細はこちら(参加費無料)

スタートアップチャレンジで事業化を目指すテーマについて教えてください!
使い捨て傘を無くし、雨の日でも楽しく過ごせるように、『傘シェアリングサービス』を提案します。
このテーマはどのようにして思いつきましたか。
広島大学の図書館や食堂などには、いつも多くの忘れ物の傘が置かれており、施設のスタッフが毎月大量の傘を処分しているのを見て、課題を感じました。また、私はホテルでアルバイトをしており、ホテルやコンビニにも使い捨ての傘が多く放置されているのを見て、とてももったいないと感じています。日本は世界最大の消費国の一つであり、ビニール傘の年間消費本数は約8,000万本にも上ります。使い捨てのビニール傘は資源を無駄にし、環境にも大きな影響を与えています。
また、突然の雨で傘を忘れたり、濡れたまま帰宅することがよくあります。私たちは、雨の日でも気楽でハッピーに過ごせる持続可能な社会の実現に向けて努力していきたいと考えています。
チームメンバーにはどんな方がいますか。また、どのようにしてこのチームメンバーが集まったのですか。
学部生は2人、大学院生は1人でした。最初にこのビジネスを考えたとき、現在所属しているサークルや部活のグループ、SNSなどで、自分の思いをメッセージで宣伝しました。


このプログラムに応募しようと思ったきっかけを教えてください。
2022年には一度チームのメンバーとして参加する経験がありました。そのとき、チームのおかげで最優秀賞を獲得しましたが、自分の力でチームを作りたいとも思いました。また、ビジネスマインドセットをもっと身につけるために再度応募しました。
スタートアップチャレンジ2024への応募前からすでに始めていた活動はありますか。
2022年のスタートアッププログラムで、食品ロスを削減するためのお弁当事業を行いました。自分自身も食堂前にたくさんの行列ができているのを見て課題を感じ、お弁当を販売することにしました。
スタートアップチャレンジの支援期間中はどのような活動をしていますか。
まず、現在のニーズを把握するために、たくさんの学生や社会人、外国人観光客にアンケート調査とインタビューを行いました。また、お店や交通機関の課題を知るために、広電と両備ホールディングスの方々と交流しました。


ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを進めていると思いますが、どんな学びがありますか。
ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを進めていく中で、ビジネスモデルの構築において、より現実的かつ持続可能なアプローチが求められることを学びました。メンターからは市場のニーズや競争環境を考慮した戦略の立案方法を教わり、リスクマネジメントに関する実務的なアドバイスも受けることができました。
プロジェクトを進める中で、難しいと感じる部分はありますか。
そのようにして利益がたくさん出るビジネスモデルを考えるのは苦労しました。価格が安い割にコストが高いため、利益を出す方法を考えるのは難しかったです。
どんな思いを持って活動していますか。
雨の日でも楽しんで過ごすことができます。使い捨て傘をなくし、資源を効率よく利用できるようにという思いで活動しました。
最後にDemo Dayを見に来る方々に向けて、一言お願いします!
人それぞれ異なる視点を持っていますが、これらの視点を統合することで、物事をより客観的に捉えることができると考えています。スタートアップに関心がある方々へ、ぜひご自身の思いや視点を共有し、一緒に議論を深めていきましょう。