国費外国人留学生(教員研修留学生)コースガイド

大学紹介

大学の概要

1949年,広島大学は、当時原子爆弾により完全に破壊された広島市に,再生と平和への希望をもって設立されました。現在も,長期ビジョンとして「多様性をはぐくむ自由で平和な国際社会の実現」を掲げ,持続可能な開発目標の達成に貢献することを目指しています。西日本の教育系大学の代表格としての伝統を持ち、国立大学としては、全国有数規模の学生数を誇ります。12の学部と5の大学院等があり、グローバル化,情報化、生涯学習及び国際協力へのニーズに対応した教育・研究が行われています。学部・大学院以外にも、高等教育研究開発センター、平和センター、森戸国際高等教育学院、原爆放射線医科学研究所などのユニークなセンター・研究所群を持っています。

市街地を離れた広大な東広島キャンパスは、自然に恵まれ静かに落ち着いて勉学に打ち込める環境にあります。

国際交流の実績

・過去3年間の留学生の受入実績:1,726名[2023],1,638名[2022],1,650名 [2021]

・過去3年間の教員研修留学生の受入実績:12名[2023],8名[2022],7名[2021]

教員研修コースの概要・特色

研修コースの特色

人間社会科学研究科・教育科学専攻は持続可能で平和な世界の構築を目指して,その基盤となる国内外の初等教育から高等教育に関わる研究,実践及び人材育成に貢献しています。教師教育デザイン学プログラム,教育学プログラムでは,教育諸科学を基盤として幼児教育,初等教育,中等教育,特別支援教育,高等教育のリーダーとなる教師,教師教育者,教育研究社を育ててきました。また,国際教育開発プログラムでは,特にアジア,アフリカ,中南米諸国における教育開発人材の育成に大きく貢献してきました。

本教員研修留学生については、開始以来125名を受け入れています。人間や社会の持続的発展や平和の実現の観点から,新しい教育的価値や知識を創造する人材を育てていきます。

受入定員・奨学金支給期間

30名・2024年10月~2026年3月

研修コースの概要

・日本語教育
最初の6カ月(10月~3月)に森戸国際高等教育学院で初級レベル週30時間の日本語予備教育を履修します。主指導教員が認める限りにおいて、この半年間の日本語教育を省いて直接に専門教育の1年半コース(及び必要に応じて中・上級レベルの「日本語・日本事情」)に入ることが認められる場合があります。

・専門教育
専門的教育期の1年間(4月~3月)に、大学院の留学生と同様に指導教員による個別指導をうけて、各自の研修課題について深く研究します。研修の終わりに「研修修了報告書」を提出します。

・実習・見学・地域交流等
学校訪問や各交流会、歴史探訪旅行等の企画が行われています。

修了生へのフォローアップ

広島大学には,15か国・地域に23の海外拠点があります。また,教員研修留学生も含め,卒業・修了した留学生の同窓生ネットワーク組織として,9か国・地域で海外校友会が組織されています。今後海外拠点と海外校友会,企業や関係機関は連携して新たなプラットフォームを形成していきます。その第一弾モデルとして,2022年に「広島大学校友会インドネシア・チャプター」が設立されました。

教員研修留学生は終了とも指導教員と連絡を取り合い,母国で高度な専門的能力をもつ教育者として活躍しています。

※海外拠点:(中国(北京・上海・重慶・長春・秦皇島),台湾,韓国,モンゴル,インドネシア(ジャカルタ・バンドン),ベトナム,ミャンマー,カンボジア,ロシア,ドイツ(ミュンスター・ザールラント),リトアニア,メキシコ(メキシコシティ・グアナファト),ブラジル,ケニア,エジプト(カイロ・ガララ)

※海外校友会:中国(北京・上海・大連),台湾,韓国,インドネシア(ジャカルタ・バンドン・スラバヤ・マカッサル),ベトナム,ミャンマー,カンボジア,マレーシア,ブラジル

宿舎

日本語教育期の半年間は,国際交流会館(広島大学の留学生用宿舎)に入居できます。専門教育期間は,広島大学生協が管理する留学生アパートや公的宿舎,民間アパートなどの選択肢があります。宿舎入居の申込みは,渡日前(7月頃)にオンラインフォームまたはEメールで行います。

なお,奨学金支給までの生活費,宿舎入居のための資金として,少なくとも10万円程度を用意しておくことをお勧めします。

広島大学の留学生用の宿舎(日本語教育期間のみ)

「国際交流会館(単身室)」:〇宿舎数:60室、〇宿舎費:家賃5,900円/月、共益費2,500円/月,〇宿舎設・備品:勉強机,いす,ベッド,洋服ダンス,冷蔵庫,ユニットバス,〇通学時間:教育学部棟まで徒歩20分、自転車10分,国際教育開発P棟まで徒歩10分,自転車5分

※前納する費用はなし。入居後,ゆうちょ銀行に口座を開設し,銀行引き落としで宿舎費や光熱水量を支払う。

広島大学生協が管理する留学生用宿舎(専門教育期間)

「広島大学推奨留学生アパート(単身室)」

「広島大学推奨留学生アパート」:〇宿舎数:31施設 〇宿舎費:家賃17,000円~31,000円/月(共益費込)<入居時に必要になる費用>・入居月の家賃:日割計算(20日以降の入居月は支払免除)・礼金:家賃1か月分(退去時に返金されません)・敷金20,000円(退去時に,必要な場合は損害賠償金を精算の上,残金を返金します)・室内清掃料:10,000円 ・保険料:7,940円(1年分の留学生保険)・生協組合費:2,000円(終了時に全学返金します) 〇宿舎設備・備品・照明器具・ガスコンロ付き(一部,冷蔵庫,洗濯機,ベッド,電子レンジ付き) 〇宿舎周辺の生活情報・通学時間:教育学部棟,国際教育開発P棟まで自転車10~30分

※入居説明会において組合費・保険料を先に現金で支払い,その他の費用は,広島銀行の口座を開設して,振込により支払う。

※仲介手数料や事務手数料,保証料,管理料,契約更新料などの諸費用は不要。

問合わせ先

大学所在地:広島県東広島市鏡山1丁目1-1
担当部署:人間社会科学研究科 教育学系総括支援室(大学院課程担当)
連絡先:TEL +81-82-424-6720, FAX +81-82-424-7108
E-mail :kyoiku-in*office.hiroshima-u.ac.jp (*は@に置き換えてください)
URL:https://www.hiroshima-u.ac.jp/gshs

 

   

 

 


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