ブラジル留学生活レポート

2016年11月1日
社会科学研究科法政システム専攻
神代貢志

自己紹介

サンパウロ大学に留学している神代貢志(こうじろたかし)といいます。
この度、ブラジルでの留学生活についてのリポートを書かせていただくことになりました。
よろしくお願いします。

私は法学を専攻している大学院生で、専門は刑事訴訟法になります。現在は、ブラジルの刑事訴訟法を研究するため、ブラジル最高峰の大学であるサンパウロ大学法学部(Faculdade direito de Universidade de São Paulo)に留学しています。

実はサンパウロ大学への留学は二回目です。前回は2014年8月から2015年2月までの約7か月間の留学でした。今回の留学は2016年9月からの約一年間を予定しています。前回の留学時はサンパウロ大学とJASSOからの奨学金を受給していましたが、今回はトビタテ留学JAPAN(http://www.tobitate.mext.go.jp/)という官民共同の奨学金を受給しています。

大学での授業について

サンパウロ大学での授業は、そのほとんどがブラジルの公用語であるポルトガル語で行われます。教授の中にはとても早口で話す人もいて(ブラジル人でもノートをとるのが間に合わないほど)、プロジェクタに資料を投影してくれる授業はまだ理解しやすいのですが、これがないと、少し自分の知識外の事が話題になると全くついていけなくなります。そのため、友人のとったノートを送ってもらい、復習をするようにしています。

(写真上:サンパウロ大学法学部キャンパス)

授業以外での活動について

私はサンパウロ大学アジア法研究センター(https://celabr.org/)のコーディネーター(幹事のような立場)を務めています。毎週月曜日に行われる講演に出席したり、アジアの法経済学を専門とする講師を招く交渉をしたりします。

10月末には、私自身が講師として「日本の刑事司法改革と司法取引の導入」についての発表を行いました。私にとって初めてのポルトガル語での発表で、しかも高度に専門的なものだったので、非常に難しいものでしたが、友人の手助けもあり、なんとか講演の体をなしたと思います。


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