インフルエンザの拡大リスクを軽減する化合物の作製に成功

平成21年9月14日

インフルエンザの拡大リスクを軽減する化合物の作製に成功

 

広島大学大学院医歯薬学総合研究科の二川浩樹教授は、学校の机・椅子や公共交通機関の座席などの表面に、医療現場などで消毒薬として用いられている消毒成分を固定化(抗菌加工)することができる、新しい化合物の作製に成功しました。室温で、しかも数分程度で固定化が可能であり、その抗菌効果は、実験室レベルでは、表面が磨耗しない限りは半年以上持続することが明らかになりました。また、家庭の衣類やリネン関連などにも使用することができます。
通常の消毒薬でいくら消毒しても、その効果は一時的(その時だけ)であり、消毒後に飛んできた飛沫などに含まれるウィルスは、その表面で生きています。
今回開発した技術を応用すれば、インフルエンザウィルスなどの空気感染や接触感染のリスクを軽減し、感染拡大を防止することが期待できます。

つきましては、下記のとおり記者会見を開催しご説明いたします。
ご多忙の折、誠に恐縮に存じますが、是非ご出席いただきたくご案内申し上げます。

開催日時:平成21年9月17日(木)14:00~15:00

場所:東京都港区芝浦3-3-6 キャンパス・イノベーションセンター5階 リエゾンコーナー509
(広島大学東京オフィス 同センター5階 TEL:03-5440-9065)

出席者:二川 浩樹(広島大学大学院医歯薬学総合研究科 教授)

 

※本件配信先: 文部科学記者会、科学記者会、厚生労働記者会
広島市役所記者クラブ、専門・業界紙、雑誌社

お問い合わせ先

広島大学広報グループ 担当:村上
電話:082-424-6017
E-mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp

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