E-mail: kokusai-group*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)

2024年10月19日、日本・インドのトップ大学の学長級らが一堂に会する「第三回日印大学等フォーラム」に、小池 一彦 副学長(国際交流・日本語教育担当)が参加しました。本フォーラムは「日印頭脳循環の促進とその人材の活用」をテーマに、両国の研究協力、人材交流を一層促進するための交流基盤の形成を目的とし、科学技術振興機構(JST)の主催により実施されました。
同フォーラムはこれまで二度にわたって実施され、2023年1月に開催された第一回の会議には越智学長、2023年10月に開催された第二回の会議には金子理事・副学長(グローバル化担当)がそれぞれ出席しました。
第三回目となった今回は初めてインド・ニューデリーで開催され、日印合わせて73の大学・研究機関・企業等が参加しました。(日本側:28大学、1研究機関、5関係機関、5企業/インド側:34大学)
三部構成で実施された本フォーラムの第一部では、全体会合として、主催者である科学技術振興機構(JST)橋本 和仁理事長の挨拶に続き、続いてシビ・ジョージ駐日インド大使をはじめとした各来賓の挨拶の後、集合写真を撮影しました。
第二部では、各機関の代表者が、「日印頭脳循環人材の活躍促進」という共通テーマの下、3つのグループに分かれ、円卓会議を行いました。本学が参加したグループでは、「ポスドク等アカデミアにおけるキャリアパス」「インターンシップ、企業等の産学連携」「企業による支援とキャリアパスへのつなぎ」「日本の大学等における日印共同指導」にフォーカスした議論が行われました。
本学から参加した小池副学長からは、産学官が連携したキャリアパス構築のグッドプラクティスとして、本学先進理工系科学研究科で実施されている「グローバル人財プログラム」(※)を紹介しました。
第三部では、本学は、インドのトップ大学と個別に懇談を行い、今後の教育・研究分野での連携拡大について具体の議論を行いました。
(※)「グローバル人財プログラム」において、本学はインドも含むアジア各国からの留学生への日本語教育や専門教育を提供すると同時に、広島県・広島県内の会員企業・本学で構成される「広島県ものづくりグローバル人財育成協議会」による奨学金の支給やインターンシップの実施等の支援を通して、留学生の広島県内企業への就職をサポートしています。これまで約50名の留学生がプログラムを終了し、広島県内企業への就職を実現しています。

円卓会議での発言シーン

第一部(全体会合)の様子
広島大学では、平成29年度の文部科学省「大学の世界展開力強化事業(タイプ A・インド)」に採択となった「先端技術を社会実装するイノベーション人材育成のための国際リンケージ型学位プログラム」を通じ、インドのトップ大学と共同で海外インターンシップを実施するなど、インドの大学と密接に連携してきた実績があり、令和4年度には「大学の世界展開力強化事業(インド太平洋地域等との大学間交流形成支援)」に採択され、英国・シェフィールド大学、インド・ビルラ技術科学大学ピラニ校、インド経営大学院バンガロール校及びオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学との4大学共同で、「アジャイル・アントレプレナーシップ(学びと実践を繰り返す手法で、多様性を踏まえて物事を俯瞰できるアントレプレナーシップ)」を段階的に醸成する取り組みを実施しています。

会場の様子

個別懇談の様子
2023年1月に開催された第一回の会議には越智学長が登壇し、本学の取り組みをPRしました。
2023年9月に開催された第二回の会議では金子理事・副学長(グローバル化担当)が、本学の取り組みをPRしました。
広島大学グローバル化戦略グループ