第8回 落ち込んだときは、趣味に没頭して気分転換!

経済学部経済学科 夜間主コース 2年 中村 華子(なかむら はなこ)さん
<鹿児島県立加治木高校 出身>

等身大の広大生の声を、入学希望の方にお届けするコーナー『広大生の生の声』。
第8回は、経済学部夜間主コース2年の中村華子さん。
勉強を頑張りながら、趣味にも力を注ぐ中村さんに、受験のことや大学生活についてインタビューしました。
 

広島大学を受験しようと思ったきっかけは?

私は、もともと経済学部への入学を希望していました。主に経営学について勉強したいと思って、いろいろな大学のことを調べていたのですが、広島大学の経済学部は、経営学だけでなく、ミクロ経済やマクロ経済についても満遍なく学べそうだったので、広島大学を志望しました。もともと国公立大学が志望だったので、私立大学は受験していません。
 

経営学に興味を持ったのはなぜですか?

新聞を読むようになって、それまで名前も聞いたことがなかったような企業が紙面でとても大きく取り上げられていたり、目立つ収益を上げたりしていて、びっくりしたんです。テレビのCMで見るような大企業だけではなく、私の知らないところで大小さまざまな企業が動いていて、それで初めて日本の経済が成り立っているんだなあと思って。

経済学の中でも特に経営学に興味があるのは、主に理論を扱うミクロ経済やマクロ経済と違って、実在する企業や組織について研究する学問なので、頭の中でイメージが描きやすいと思ったから。また企業経営者の実体験を聞くことも、とてもおもしろいです。
 

受験勉強はどのようにされましたか?

予備校などには通わず、独学で勉強しました。浪人生だったので、主に自宅で勉強していましたが、受験情報を得るためによく母校に足を運んでいました。 勉強方法のアドバイスをいただいたりして、先生にはとてもお世話になりました。

教材に使ったのは、主に学校の教科書。理系科目と古典が苦手だったので、とにかく教科書を1冊じっくりやりこんで、基礎をしっかり固めるようにしていました。
 

勉強に使用した教科書
 

ずっと自宅で勉強だと、とても根気がいりそうですね。気晴らしの方法はありましたか?

張り合う相手がいなかったり、模試の成績がよくなかったりして、やる気が出ないときもありました。集中できないときは、自宅の周りを散歩していました。通ったところがない道に入ってみよう、と冒険するのではなくて、毎回同じルートをぐるぐる歩くのが好きでした。たぶん、決まったことを淡々とこなす、というのが好きだったみたいです。(笑)
 

今度は、入学後のお話を聞かせてください。入学してよかったことはありますか?

入学生のために開かれるオリエンテーションキャンプは、すぐに友達を作ることができるし、先輩とのつながりもできるし、とてもいいものだと思います。大学生になって初めての一人暮らしで不安もあるので、悩みを相談できる相手がいることは心強いです。オリキャンで知り合って、ずっと仲良くしている友達もたくさんいます。

あと、学生向けの情報ポータルサイト「もみじ」は、学習に関することや就職情報、奨学金のことなど、学生生活に必要な情報が網羅されていて、すごいと思いました。わざわざ窓口に行かなくても、インターネットからすぐに必要な情報を見ることができて、とても便利です。
 

今はどんな勉強をしていますか?

今はまだゼミに入っていないので、あまり専門的な勉強はしていません。3年生からはゼミに配属され、いよいよ専門的な勉強が始まるので、社会の流れをなんとなくでも理解しておくために、新聞は普段からチェックするようにしています。
 

休日などはどのように過ごしていますか?

本を読むことが好きなので、図書館に行くことが多いですね。広島大学の図書館はもちろんですが、広島市内には大きな図書館がたくさんあるので、よく利用しています。

あとは、趣味でハンドメイドをやっています。たまたま手に取った洋裁の本に惹かれて、自分でも洋服を作ってみたいと思うようになったんです。お芝居を見に行ったときに、女優さんが着ていた衣装がとてもステキで、似たものを自分なりに作ってみたこともあります。

ハンドメイドをしていると、嫌なことがあったり落ち込んだりしていても、そのことを忘れて作業に没頭できるし、明日からまたがんばろう!という気持ちになれます。 
 

おとぎ話をモチーフにして作った衣装。かわいい!
 

お芝居の衣装にあこがれて作ったもの。
実際に着て撮影したそうです。
 

ドレス、すごいですね!将来の夢を教えてください。

具体的な職業はまだ決めていないのですが、経営学の知識が生かせるような仕事に就きたいなと考えています。
 

最後に、広島大学の受験を考えている高校生にメッセージをお願いします。

「どの大学のどの学部に入るか」よりも、「学んだ後に自分がどうなりたいか」が大事だと思います。大学に入ることは人生の大きな節目ですが、ゴールではありません。一歩先を見て、よく考えてみてください。

迷ったときは、両親など、頼れる人に必ず相談してみて。誰かに話せば、きっと落ち着いて考えられるようになるはずです。
 

2013年9月18日 記事/S 写真/A (広報グループ)
撮影場所/「la place(ラ・プラス)」(マーメイドカフェ広島大学店)


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