工学部 入学者受入れの方針(3年次編入学)

(令和6年1月9日 教育本部入試委員会承認)

工学部 第一類(機械・輸送・材料・エネルギー系)

1 求める学生像
 機械・輸送・材料・エネルギー系プログラムでは、工学部共通の求める学生像に準じて、以下のような学生を求めています。
(1) 機械・輸送・材料・エネルギー分野を学ぶために十分な学力があり、特に数学、理科(物理、化学)、英語に高い学力を有し、できれば実用英語技能検定において高い等級又はTOEIC(R)等において高スコアを有する人
(2) 自らの問題意識に基づいて主体的に学習し、様々な課題に対して多面的及び創造的に取り組む人
(3) ものづくり産業基盤を支える機械・輸送・材料・エネルギー分野のエンジニアとして国際的な活躍を希望する人、又は先端領域の研究者や専門家になることを希望する人

 なお、第3年次の入学前に学習しておくことが期待される内容は、以下のとおりです。
数学(微積分、線形代数、微分方程式、ベクトル解析等)、物理(質点・剛体の力学、電磁気学)、化学、および機械・輸送・材料・エネルギー分野の専門科目(材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、材料科学等)

 また、第3年次の入学後に機械・輸送・材料・エネルギー分野のエンジニアとして国際的に活躍できる、又は先端領域の研究者や専門家になれる能力を、主体的な学習及び様々な課題に対して多面的・創造的に取り組むことにより身につけられる学生を求めています。

2 入学者選抜の基本方針
 学部第3年次に編入するための専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本類のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、数学・力学に関する筆記及び機械・輸送・材料・エネルギー分野に関する面接試験を課し、学業成績証明書、TOEIC(R)/TOEFL(R)スコア証明書、筆記及び面接試験の結果を評価し、総合成績を四段階(A,B,C,D)により評価します。

工学部 第二類(電気電子・システム情報系)

1 求める学生像
 工学部第二類(電気電子・システム情報系)では、電気工学・電子工学・システム工学・情報工学を通じて、人と社会のために働く人材の育成を目指しています。学部第3年次に編入するための専門的知識及び語学力を身につけた人で、特に以下のような学生を求めています。
(1) 科学的現象に特に興味を持ち、これまでに深く掘り下げて学習した経験がある人
(2) モノ作りが好きで、これまでに何かを創意工夫して作った経験がある人
(3) 集積回路やコンピュータハードウェアに興味があり、これらを設計開発したいと考えている人
(4) 複雑な現象を数学的に表現・分析することに興味がある人
(5) 自分のアイディアをソフトウェアなどによって実現することに興味がある人
(6) TOEIC(R)、実用英語技能検定等において好成績を修めた優れた語学力を有しており、第二類に関連する分野で国際的に活躍することを目指している人

 なお、第3年次の入学前の学習においては、数学や物理、英語に加え、各高等専門学校等が定める教育課程表に従い、すべての教科・科目について、編入学後の勉学に支障をきたさないように履修することが望まれます。

 また、第3年次の入学後に電気・電子・システム・情報の各工学分野における先端的な研究・開発を担える国際的な人材を志し、自らの問題意識をもって、これらの分野における専門的な知識、技能、課題解決能力の習得や、英語を含む言語でのコミュニケーション能力の向上に意欲的に取り組むことができる学生を求めています。

2 入学者選抜の基本方針
 学部第3年次に編入するための専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本類のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、専門(電磁気・電気回路あるいは情報・システム工学)や数学に関する試問を課し、面接、学業成績証明書及びTOEIC(R)/TOEFL(R)スコア証明書の成績を評価し、総合成績をA,B,C,Dの4段階評価により評価します。

工学部 第三類(応用化学・生物工学・化学工学系)

1 求める学生像
 本類が編成している応用化学プログラム、生物工学プログラム及び化学工学プログラムのディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、以下のような学生を求めています。
(1) 知識・技能については、高等専門学校等での基礎的・基本的な知識を広く習得すると共に、本類各プログラムのカリキュラム・ポリシーに適応するために理科(化学・物理・生物)、数学、外国語に高い学力を有する人
(2) 思考力・判断力・表現力等の能力については、様々な知識の中から適切なものを選択・結合し、課題に対して多面的、創造的に取り組み、その過程や結論を相手に分かりやすく伝えることのできる人、又はこれらの能力を習得することに積極的な人
(3) 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度については、集団活動等においてリーダーシップを発揮できる人、又は科学技術に強い関心があり、将来、下記のような持続可能な社会づくりに必要な開発研究等に関して広く社会で活躍することを希望する人
・次世代の再生可能エネルギー技術や資源・エネルギーの有効利用技術、環境保全に関する技術の開発
・人類の生活を豊かにする新しい機能材料や化学物質の開発
・動植物・微生物を利用した新しいバイオテクノロジーの開発
・医薬・食品・機能性材料等の製造に関わる新しいプロセス技術の開発

 なお、第3年次の入学前に学習しておくことが期待される内容は、以下のとおりです。
各高等専門学校等が定める教育課程表に従い、すべての教科・科目について、大学編入学後の勉学に支障をきたさないように履修していることに加え、特に工学部での授業内容を理解するために不可欠な教科である数学、理科(化学・物理)、英語に関して十分理解していることが望まれます。

 また、第3年次の入学後に応用化学・生物工学・化学工学分野の幅広い基礎学力を培い、新技術を通じて人と社会のために働く高度専門技術者になれる学生、又は大学院に進学し当分野の先進的な研究者や専門家になれる学生を求めています。

2 入学者選抜の基本方針
 学部第3年次に編入するための専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本類のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、勉学に対する意欲・志向についての質問及び数学、専門(化学又は生化学)に関する口頭試問を課し、面接・成績証明書及び外部英語検定試験の成績を評価し、総合成績をA,B,C,Dの4段階評価により評価します。

工学部 第四類(建設・環境系)

1 求める学生像
 本類が編成している社会基盤環境工学プログラム、及び建築プログラムのディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、編入学前に以下のような多様な能力を身につけてきた学生を求めています。
(1) 高等専門学校等での基礎的、基本的な学力を幅広くきちんと身につけ、特に、理科や数学に高い学力、能力を有する人
(2) 社会基盤環境工学や建築の分野に興味を持ち、これを学ぶことに意欲を有する人
(3) 社会基盤環境工学や建築の分野を通して、社会に貢献することを目標とする人

 なお、第3年次の入学前に学習しておくことが期待される内容は、以下のとおりです。
 各高等専門学校等が定める教育課程表に従い、すべての教科・科目について、大学編入学後の勉学に支障をきたさないように履修していることに加え、特に工学部での授業内容を理解するために不可欠な教科である数学、理科(物理・化学)、英語に関して十分理解していることが望まれます。

 また、第3年次の入学後に、高い倫理観と強い使命感とを有し、安全、快適で環境に優しい国土、生活空間の計画、創造、維持、再生を通して、広く社会に貢献する人材となり得る学生を求めています。

2 入学者選抜の基本方針
 学部第3年次に編入するための専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本類のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、面接(段階評価)、成績証明書及びTOEIC(R)/TOEFL(R)スコア証明書を評価し、総合成績を四段階(A,B,C,D)により評価します。なお、面接では、本学における専門教育に関わる基礎的な知識(数学、物理を含む)に関する試問を行い、学習能力や適性などについて評価します。


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