文学研究科 入学者受入れの方針

1 求める学生像
大学院文学研究科では、次のような学生を求めています。
(1)論理的思考力、創造力、語学力など、人文学を学ぶために必要な能力を身につけている人
(2)柔軟で批判的な精神を持ち、主体的に学習や研究を行う意欲のある人
(3)原典・資史料に基づいて、人間、文化、歴史、環境について深く考察したい人
(4)専門性を活かして世界に羽ばたきたいという意欲・能力を持つ人

2 入学者選抜の基本方針
大学院文学研究科人文学専攻では、修了後の幅広い進路に対応するこれらの人を受け入れるため、ディプロマ・ポリシー、及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、入学者に求める能力やその評価方法を明示し、多面的・総合的な評価による選抜を実施します。

博士課程前期人文学専攻

1 求める学生像
博士課程前期のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、入学前に以下のような多様な能力を身に付けてきた学生を求めています。
(1)論理的思考力、創造力、語学力など、人文学を学ぶために必要な能力を身につけている人については、修士課程教育を受けるにふさわしい学力を学士課程教育の教養教育科目及び専門科目を履修することにより身につけた人を求めています。
(2)柔軟で批判的な精神を持ち、主体的に学習や研究を行う意欲のある人については、問題を的確に把握し、解明する能力を学士課程教育の卒業論文を作成することにより身につけた人を求めています。
(3)原典・資史料に基づいて、人間、文化、歴史、環境について深く考察したい人については、問題解決能力、文献読解能力などを学士課程教育の演習科目を履修することにより身につけた人を求めています。
(4)専門性を活かして世界に羽ばたきたいという意欲を持つ人については、語学力、コミュニケーション能力などを海外留学により身につけた人を求めています。
なお、入学前に学習しておくことが期待される内容は、以下のとおりです。
学士課程教育の幅広い教養や該当分野の高い専門知識又は語学を修得しておく。
また、入学後に幅広く深い学識を備え、専門分野における研究能力と、高度な専門性を必要とする職業を担うための優れた能力とを身につけること、また、深い専門性を持って高校の教壇に立つ者・学芸員として活躍する者、幅広さと奥深さを持ちつつ自治体等の公務員を担うための優れた能力を身につけることを求めています。

2 入学者選抜の基本方針
【一般選抜】
大学卒業等の資格を有した本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(筆記試験、口述試験)を課し、その結果及び学業成績を総合して評価します。

【社会人特別選抜】
大学卒業等の資格を得た後、入学時において2年以上の職歴もしくはその他の社会的経験を有する本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(筆記試験、口述試験)を課し、その結果及び学業成績を総合して評価します。  

【フェニックス特別選抜】
大学卒業等の資格を有し、入学時に満50歳以上の本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(口述試験)を課し、その結果及び志望理由書を総合して評価します。 

【社会人学び直しプログラム特別選抜】
大学卒業等の資格を有し、入学時において2年以上の職歴もしくはその他の社会的経験を有する本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(口述試験)を課し、その結果、入学後の研究計画書及び志望理由書を総合して評価します。 

【外国人留学生特別選抜Ⅰ】
大学卒業等の資格を有し、日本国際教育支援協会の「日本語能力試験」で2級又はN2を取得している日本国籍を有しない本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(筆記試験、口述試験)を課し、その結果及び学業成績を総合して評価します。

【外国人留学生特別選抜Ⅱ】
大学卒業等の資格を有し、事前に実施の予備審査で適格と認定された日本国籍を有しない本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、出願書類に基づき評価します。
 
【共同大学院プログラム特別選抜】
事前に実施の予備審査で適格と認定された日本国籍を有しない本課程への入学を希望する者に対し、修士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、出願書類に基づき評価します。

博士課程後期人文学専攻

1 求める学生像
博士課程後期のディプロマ・ポリシー及びカリキュラム・ポリシーを踏まえ、入学前に以下のような多様な能力を身に付けてきた学生を求めています。
(1)論理的思考力、創造力、語学力など、人文学を学ぶために必要な能力を身につけている人については、博士課程教育を受けるにふさわしい学力を修士課程教育の科目を履修することにより身につけた人を求めています。
(2)柔軟で批判的な精神を持ち、主体的に学習や研究を行う意欲のある人については、問題を的確に把握し、解明する能力を修士課程教育の修士論文を作成することにより身につけた人を求めています。
(3)原典・資史料に基づいて、人間、文化、歴史、環境について深く考察したい人については、問題解決能力、文献読解能力などを修士課程教育の演習科目を履修することにより身につけた人を求めています。
(4)専門性を活かして世界に羽ばたきたいという意欲を持つ人については、語学力、コミュニケーション能力などを海外留学により身につけた人を求めています。
なお、入学前に学習しておくことが期待される内容は、以下のとおりです。
修士課程教育で該当分野の高い専門知識又は語学を学習しておく。
また、入学後に研究者として自立して活動しあるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につけることを求めています。
 
2 入学者選抜の基本方針  
【一般選抜】
大学院博士課程前期修了等の資格を有した本課程への入学を希望する者に対し、博士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(筆記試験、口述試験)を課し、その結果、研究業績及び学業成績を総合して評価します。  

【社会人特別選抜Ⅰ】
大学院博士課程前期修了等の資格を得た後、入学時において2年以上の職歴もしくはその他の社会的経験を有する本課程への入学を希望する者に対し、博士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(筆記試験、口述試験)を課し、その結果、研究業績及び学業成績を総合して評価します。 

【社会人特別選抜Ⅱ】
大学院博士課程前期修了等の資格を得た後、入学時において教育・研究職に3年以上在籍し、3本以上の研究論文がある日本国籍を有しない本課程への入学を希望する者に対し、博士課程教育レベルに耐えうる専門的知識及び語学力を修得していることを確認し、本課程のカリキュラム・ポリシーに適応可能な能力を見るために、学力検査(口述試験)を課し、その結果、研究業績、研究計画書及び学業成績を総合して評価します。


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