文学研究科 教育課程編成・実施の方針

文学研究科 教育課程編成・実施の方針

大学院文学研究科人文学専攻は,「自立的で特色ある研究教育活動を推進し,文化の進展に貢献することを目指し,知識偏重に陥ることなく,豊かな感性と,人間,文化,歴史,環境に対する深い洞察力を養い,豊かな学識と,自立的・創造的研究を行うための基礎的能力を身につけ,社会的要請に十分に応え得る高度な研究能力と学識を養う」という教育目標を掲げて,それを実現するために次の方針に従って教育課程(カリキュラム)を編成・実施しています。

博士課程前期

(1) 博士課程前期にあっては,学士課程教育によって修得した能力を発展させ,専門分野における研究能力と,高度な専門性を必要とする職業を担うための優れた能力とを身につける,また深い専門性を持って高校の教壇に立つ者・学芸員として活躍する者,幅広さと奥深さを持ちつつ自治体等の公務員を担うための優れた能力を身につける教育を実施します。
(2) 博士課程前期にあっては,幅広く深い学識と知識の応用,分析,評価ができ,それらを統合して創造する能力を備えること,また,専門分野における研究能力及び高度な専門性を必要とする職業を担うための優れた能力とを身につけていること,幅広く深い教養と総合的な判断力を修得することを目的とした教育を実施します。

博士課程後期

(3) 博士課程後期にあっては,国際的な視野に立った学際的な学識を備え,研究者として専門分野の研究を自立して活動し,あるいは高度な専門業務に従事するために必要な能力や知識を身につける教育を実施します。
(4) 博士課程後期にあっては,人間,文化,歴史,環境を,過去から現在に至るまで,地域と地球全域に及ぶ広い視野の下に根源的かつ全体的に捉えることを目指す多元的な研究を行うとともに,変動する現実社会を見据え,社会的要請に十分に応え得る高度な研究能力及び豊かな学識を備えた研究者及び高度専門職業人を養成し,もって世界の学術文化の進展及び人類の福祉の向上に寄与することを目的とした教育を実施します。


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