文学部 卒業認定・学位授与の方針

文学部は,「主として人文科学の分野における幅広い基礎学力と専門知識を有し,鋭い感性と客観的視点に基づいて現代社会を的確に見据え,その発展に貢献できる人間性豊かな個性的人材を養成すること」を教育の根本理念として掲げています。そして,この理念を具体化するために,「伝統的研究の成果と方法論を継承し,専門領域における基礎的研究を深化すること,新たな研究領域や学際的領域に常に注目し,幅広い研究を積極的に推進すること,現代社会に対する鋭い問題意識を常に持って,研究を活性化すること,外国語の運用能力を高めるとともに,専門領域の必要に即した情報処理能力を身につけること,絶え間ない自己改革を行う謙虚さ・柔軟性を養うこと,人類の歴史を学び,国際平和の精神を重視する姿勢を培うこと」という教育目標を定めています。

哲学・思想文化学プログラム

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) 哲学・思想文化学に対する幅広い基礎学力と専門知識を修得する。
(2) 各専門分野(西洋哲学,インド哲学・仏教学,倫理学,中国思想文化学)に関する伝統的研究の成果と方法論を修得する。
(3) 各専門分野における基礎的研究を深化させるとともに,その今日的意義と課題の発見を通じて,新たな研究領域や学際領域を積極的に開拓する素養を身につける。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人間文化に対する深い洞察力を培い,自ら卒業論文を作成して,提出しなければならない。

歴史学プログラム

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) 日本史学,東洋史学,西洋史学,そしてこれらに隣接する学問に対する幅広い基礎的学力と専門知識を修得する。
(2) 日本史学,東洋史学,西洋史学,それぞれの専門分野における研究成果や伝統的な方法論を継承しつつ,自らの問題意識と史料の解釈に基づいた新たな論理を構築する能力を修得する。
(3) 各専門領域における基礎的研究を深化させるとともに,国際的な視野やものの考え方,資料・情報の収集・分析能力,論理的な思考力,創造力,プレゼンテーション能力,ディスカッション能力を修得する。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人間文化に対する深い洞察力を培い,自ら卒業論文を作成して,提出しなければならない。

地理学・考古学・文化財学プログラム

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) 地理学,考古学,文化財学について幅広い知識を修得し,基礎的理解を養う。
(2) 地理学,考古学,文化財学のいずれか一つの専門分野を中心に方法論を修得し,専門領域における基礎的研究能力を養う。
(3) 新たな研究領域や学際領域を積極的に開拓するために,幅広い基礎学力と専門知識を修得する。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人間,文化,歴史,環境について深い洞察力を培い,自ら卒業論文を作成して,提出しなければならない。

日本・中国文学語学プログラム

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) 日本・中国の文学語学に対する幅広い基礎学力と専門知識を修得する。
(2) 日本文学語学,中国文学語学,それぞれの専門分野に関する伝統的研究の成果と方法論を修得する。
(3) 各専門領域における基礎的研究を深化させるとともに,現代社会に対する鋭い問題意識を持って,新たな研究領域や学際領域も積極的に開拓する素養を身につける。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人間文化に対する深い洞察力を培い,自ら卒業論文を作成して,提出しなければならない。

欧米文学語学・言語学プログラム

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) アメリカ,イギリス,ドイツ,フランスの文学・語学・思想・芸術・文化,あるいは世界の諸言語に関する幅広い基礎学力と専門知識を修得する。
(2) アメリカ・イギリス文学・英語学,ドイツ文学・ドイツ語学,フランス文学・フランス語学,言語学,それぞれの専門分野における先行研究に関する知識と方法論を修得する。
(3) 各専門領域における基礎研究を深化させるとともに,現代社会にふさわしい新たな研究方法や理論を積極的に開拓しつつ,独創的な文学研究,諸言語に関する研究,文化研究を開拓する素養を身につける。
(4) 幅広い視野に立って研究を深めていくだけでなく,口頭発表や論文を作成することで,自己表現力を身につける。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人間文化に対する深い洞察力を培い,自ら卒業論文を作成して,提出しなければならない。

Humanities in English Program

本プログラムでは,文学部の掲げる教育理念と教育目標に基づき,以下の到達目標を掲げています。
(1) 英語の高度な運用能力を有し,それをいっそう高めること。
(2) 教養教育課程において,文系・理系を問わず幅広い教養を身に付けること。
(3) 専門教育課程において,文学部の他5プログラムにまたがる幅広い基礎学力と方法論を修得すること。
(4) 特に一つの専門分野における専門知識と先行研究に関する知識を修得すること。
(5) 専門分野について,独創的な発想に基づき研究を深化させるとともに,現代社会にふさわしい新たな研究領域や学際領域を開拓する素養を身につけること。

この目標に到達するために編成された本プログラムの教育課程を終えて,学士(文学)を授与されるためには,学生には以下のことが求められます。
(1) 学生は,所定の期間在学し,プログラムが設定した授業科目を履修して,所定の単位数を修得しなければならない。
(2) 学生は,原典・資史料の収集,分析,批判的考察を通じて,人文学に関する深い見識を培い,自ら卒業論文を英語で作成し,提出しなければならない。

 


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