教育学部 卒業認定・学位授与の方針

初等教育教員養成コース・初等教育教員養成プログラム

初等教育教員養成プログラムでは,小学校教員として教育界で活躍できる人材を育成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得し,小学校教諭一種免許状を取得する要件を満たした学生に対して,「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 教育学や心理学だけでなく,人文科学,社会科学,自然科学に関する基礎的・基本的な 知識・理解を修得するとともに,外国語の能力を向上させ,現代の社会や教育の要請に応える総合的な資質と能力を身につけている。
(2) 初等教育の教科,教職に関連する専門的な知識・技能を身につけている。
(3) 小学校教員としての態度,及び自ら思考・判断・表現する能力を備え,総合的に実践することができる。
(4) 初等教育に関わる諸問題に関する認識を形成するとともに,それらの課題の克服に向け,多様な視野で主体的・協働的に教育研究を行うことができる。

特別支援教育教員養成コース・特別支援教育教員養成プログラム

特別支援教育教員養成プログラムでは,特別支援教育に携わる教員としての基礎的知識,技能,態度を修得し,さらには障害のある児童等の指導にあたるために必要とされる論理的思考力と創造性,実行力を発揮しうる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身に付け,教育課程に定められた基準の単位数を修得し,特別支援学校教諭一種免許状(5障害領域)及び基礎免許状(一種)を取得する要件を満たした学生に対して,「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 特別支援教育の理念や歴史,制度などの基礎的事項を修め,優れた教育実践力を有する教員として活躍するための基盤となる知識・能力として活用することができる。
(2) 障害のある児童等に関する心理,生理・病理や指導法等の幅広い知識や技能を修め,特別支援学校教員等として活躍するための基礎的能力として活用することができる。
(3) 所属する専修分野については,より高度な知識や技能を修め,特別支援学校教員等としての核となる専門性を身に付け活用することができる。
(4) 教養教育においては,人文科学,社会科学,自然科学に関する基礎的な知識を修得するとともに,外国語の能力を身に付け,現代の社会や教育の要請に応えるために活用することができる。

自然系コース・中等教育科学(理科)プログラム

中等教育科学(理科)プログラムでは,中学校・高等学校の理科教員,及び教育関係機関における理科教育関連業務に携わる専門的職員としての基礎知識,技能,態度を修得し,さらには科学的思考力と研究能力,及び理科教育実践力を有する人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 中等理科教育の原理・方法についての専門的な素養を有し,理論と実践を融合した教育研究を行うことができる。
(2) 中等理科教育に携わるうえで必要な幅広い知識と技能を有し,理科教授内容に関連した基礎的基本的な知識を基盤として教材研究,教育実践を行うことができる。
(3) 人類や社会が抱える歴史的・現代的課題,各学問領域の形成過程・発展過程に関する知識を修得し,それらと文化・社会との関連性について理解を深め,国際的な視野を持つとともに,多様なトピックスについて多角的な視点から考察し,自分の意見を述べることができる。

数理系コース・中等教育科学(数学)プログラム

中等教育科学(数学)プログラムでは,数学教育に関する高い学識と数学的な能力を兼ね備えた,中学校・高等学校の数学科教員や,数学教育に関連した大学院に進学し,研究者や高度専門職業人をめざす人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 専門研究の基礎となる幅広い教養, 外国語の運用能力, 情報処理能力を身につけ, 平和を筆頭とする人類の課題を学際的にとらえ国際的な広い視点で考え行動することができる。
(2) 数学教育の原理や方法に関する幅広い知識・技能と高い実践的能力を獲得し,中等教育数学科における優れた学習指導を実践することができるとともに,数学教育の実践的研究に主体的に取り組むことができる。
(3) 数学教育の教科内容に関する幅広い知識・技能と高い数学的能力を獲得し,中等教育数学科における教材分析や教材開発などに活かすことができる。
(4) 数学教育に関する文献や資料を調べ,問題点を整理・分析・考察し,その結果を論理的に表現することができるとともに,数学教育の理論的研究に主体的に取り組むことができる。

技術・情報系コース・中等教育科学(技術・情報)プログラム

中等教育科学(技術・情報)プログラムでは,中学校の技術科教員や,高等学校の情報科教員および工業科教員,民間企業や公的機関における技術者,企業等における教育専門家,あるいは大学院に進学して技術・情報系の教育や専門科学領域に関する研究を推進する人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 技術内容,情報内容に関する基礎的,実践的な知識と技能を身につけている。
(2) 技術教育,情報教育に関する基礎的,実践的な知識と技能を身につけている。
(3) 技術や情報,関連する教科の問題をグローバルな視点から発見・具体化し,知識と技能を総合して思考・判断・表現し,問題解決を図ることができる。

(1),(2)の能力は,シラバスに基づく各科目の成績評価,各教育プログラムで設定する到達目標への到達度に基づいて評価されます。(3)の能力は,製作・制作品や学位論文に関する発表の内容や学習態度に基づいて評価されます。

社会系コース・中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラム

中等教育科学(社会・地理歴史・公民)プログラムでは,専門職たる中等社会系教員としての基礎的な知識・理解,技能・態度を修得し,グローバルな視野にたち,国内外の教育現場などにおいて中核的な活動を果たすための科学的創造力と実践力を備えた人材を養成します。そのため本プログラムでは,以下の知識・理解,技能・態度を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 「社会認識教育学」の基本的な認識枠組を修得し,教科教育の目的・内容・方法を研究できる知識・理解,技能・態度を身につけている。
(2) 「社会認識内容学」に関連する人文・社会科学の諸分野の基本的な認識枠組を修得し,研究できる知識・理解,技能・態度を身につけている。
(3) 上の2つを総合して,優れた社会系教科教育を教育,実践できる能力を身につけている。

国語文化系コース・中等教育科学(国語)プログラム

中等教育科学(国語)プログラムでは,専門職の中等教育国語科教員に必須の基礎知識,技能,態度の修得を通して,中等教育及び生涯学習社会の構築に貢献できる専門性と豊かな人間性を有する指導的人材を養成します。そのため,本プログラムでは,教養教育における幅広い教養とコミュニケーション能力,情報活用能力を基盤とした上で,以下の知識・能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) ことばとその文化の教育について,関連する学問分野の基礎的知識を身につけている。また,個々の学問分野の関わりに関心を持ち,それらが相互にどのように関連するかを理解することができる。
(2) 関連する個々の学問分野におけるより専門的な知識と研究方法を身につけるとともに,それらをもとにした深い思考や独創的な視点をもって,ことばとその文化の教育の実態や現象,歴史や問題について分析的に思考し,総合的に判断することができる。
(3) 中等教育の場におけることばとその文化の教育すなわち中等国語科教育の実践を計画し,指導を行うことができる。また,自己および他者の教育実践をふりかえり,改善することができる。
(4) ことばとその文化の教育,中等国語科教育のかかえるアクチュアルな課題を発見し,探究し,解決することができる。また,新たな中等国語科教育実践を創造することができる。

英語文化系コース・中等教育科学(英語)プログラム

中等教育科学(英語)プログラムでは,主として中学校・高等学校の英語科教員として,21世紀にふさわしい学校教育の創造や生涯学習社会の構築のために活躍できる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) グローバル社会にふさわしい英語教育を普及できるような高度な英語によるコミュニケーション能力を身につけている。
(2) 英語や英語文化に関する研究を基盤として,教育内容や教材を分析し,開発することができる。
(3) 英語教育学を原理・方法・内容等の面から専門的に探究し,英語授業を分析・構想・立案し,遂行できる。
(4) グローバル社会にふさわしい英語教育を普及するための指導的立場において活躍する素養を身につけている。

日本語教育系コース・日本語教育プログラム

日本語教育プログラムでは,日本語を外国語として教える日本語教員をはじめとし,日本語・日本文化について国際社会で説明できる知識と能力,先入観にとらわれない国際感覚と独創性を備え,グローバル化する社会で幅広く活躍できる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 日本語教育に関連する基本的な知識を踏まえ,優れた教育実践を行うことができる。
(2) 日本語教育の各領域および関連諸領域を理解し,研究を専門的かつ学際的に発展させることができる。
(3) 国際的な視野を持つとともに,それを学際的な思考につなげることができる。

健康スポーツ系コース・健康スポーツ教育プログラム

健康スポーツ教育プログラムでは,健康やスポーツに関わる幅広い知識と高い実践力を備えた保健体育科教員やスポーツ指導者などの専門家を育成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) スポーツ教育学,スポーツ方法学,スポーツ学などの各専門分野の学習を通して,健康やスポーツに関する知識をもとに,現代社会で指導的な役割を果たすことができる。
(2) 生涯にわたる心身の健康の維持・増進やスポーツ活動についての科学的認識を深めることができる。
(3) 各種スポーツの指導・学習方法に関する理論に基づく実践力と指導力を身につけることができる。
(4) スポーツを通した国際的な視野を持つとともに学際的な思考を行うことができる。

また,教養教育は,専門教育の基盤として位置づけ,健康的な生活習慣を身につけると共に,教育学や心理学だけでなく,人文科学,社会科学,自然科学に関する基礎的・基本的な知識・理解を修得し,外国語の能力を向上させ,現代の社会や教育の養成にこたえる総合的な能力を養います。

人間生活系コース・人間生活教育プログラム

人間生活教育プログラムでは,人間生活教育についての専門的な資質・能力と実践力を修得し,学校教育並びに生涯教育において人間生活教育の理論と実践を融合してグローバルな視点で社会に貢献できる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 時代の変化やグローバル社会に対応できる自立した生活者としての生き方や家庭生活および人間生活環境の創造に関わる教育実践力を身につけている。
(2) 家庭を中心とした人間生活における課題を,物的環境,精神的環境,身体的環境さらには社会的環境といった多様な視点で考えることができるとともに,中学校・高等学校の家庭科教員として,教材,授業およびカリキュラムを創造することができる能力を身につけている。

本プログラムにおける教養教育は,専門教育の基礎として位置づけられ,人文科学,社会科学および自然科学に関する基礎的・基本的な内容を修得するとともに,外国語能力を向上させ,現代社会の要請に応える人間生活教育に関わる者として必要な総合的資質・能力を身につけます。

音楽文化系コース・音楽文化教育プログラム

音楽文化教育プログラムでは,主に中学校・高等学校の音楽科や各種音楽機関における音楽の指導者・研究者等,教育と音楽に関する高度な知識・技能を活用し,グローバルな視野をもって社会に貢献できる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 中学校・高等学校の音楽科教員として必要な実践力を持ち,かつグローバルな視点に立って研究に発展させることができる。
(2) 音楽に関する専門的な知識・技能を有し,音楽の実践者及び研究者として自立した活動ができる。
(3) 生涯学習及び音楽文化全般にわたる基礎的知識を修得し,社会と音楽を取り巻く諸問題に対し,創造的かつ現実的に対応することができる。

造形芸術系コース・造形芸術教育プログラム

造形芸術教育プログラムでは,今日の社会的ニーズの多様化と増加をふまえ,生涯教育における造形芸術の指導者および中等造形芸術教員として必要な造形芸術についての総合的理解,理論的かつ実践的知識・技能・態度を修得し,さらには造形的思考力と創造性を発揮しうる人材を養成します。そのため,本プログラムでは,以下の目標を達成し,「知識・理解」「能力・技能」「総合的な力」それぞれについて学習成果をあげると共に,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 自ら優れた造形表現活動を展開するための技能を修得し,その活用ができる。
(2) 造形芸術教育の教授内容に関連した基礎的・基本的な認識を形成し,その研究ができる。
(3) 教科教育的思考を育成し,教育研究ができる。
(4) 発達過程に即した造形芸術教育の専門的・発展的な認識を形成し,その実践ができる。

また本プログラムにおける教養教育は,専門教育の基盤づくりを担うだけでなく,幅広い視野を与え,深化させる役割を持っています。今日の造形芸術が,その問題意識の面でも,いわゆる文系理系の枠を超えた総合科学的視野を要求していることに鑑み,人文科学,社会科学だけでない,諸科学に関する基礎的基本的知識を修得すると共に,その理解力を養います。併せて外国語能力を向上させ,積極的な情報の収集・発信,コミュニケーション等の能力を培います。

教育学系コース・教育学プログラム

教育学プログラムでは,教育諸科学の体系的知識を提供し,教育に関する高い識見と総合的な判断力をもつ専門的人材の育成をめざしています。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(教育学)」の学位を授与します。

(1) 教育関連諸科学の諸概念や理論を理解し,人間形成の視点からこれらを総合することができる。
(2) 外国語運用能力,統計分析,観察法,情報処理など,教育学の研究手法を用いることができる。
(3) 具体的な教育課題に対して,情報収集力や研究手法を応用し,分析的・批判的に判断できる(クリティカルシンキング)。
(4) 研究開発・問題解決・政策立案など,教育に関する研究・実践を発展的に継続することができる。

心理学系コース・心理学プログラム

心理学プログラムでは,複雑化,混迷化が進む現代社会で生じる人間の心や行動に関連したさまざまな問題を解決できる人材を育成します。すなわち,心の仕組みや働きについてよく理解し,人間の心や行動に関する問題を発見することができ,それを解決することのできる人材です。そのため,本プログラムでは,以下の能力を身につけ,教育課程に定められた基準の単位数を修得した学生に「学士(心理学)」の学位を授与します。

(1) 人間の認識や情報処理の仕組み,人間関係や社会の中で生きる人間,人間の学習や教育,心の成長のプロセス,心の悩みや適応への援助の仕方,脳や身体と心の関係などに関して多様な知識を持ち,心の仕組みや働きを理解し,実社会において生じる心や行動の問題の解決のための基礎となる知識や技能を身につけている。
(2) 心の測定法やデータの収集・分析などの方法を修得し,論理的に考え合理的に判断できる。
(3) 上に挙げた方法・技能を,研究活動として実践できる。また,研究の過程や成果を表現したり,さまざまな他者と情報を交換したりすることができる。
(4) 人間に関する知の蓄積に立脚し,事実に基づきながら新たな知を探究できる。


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