令和元年度地域の元気応援プロジェクト 第1回マッチングイベント応募プロジェクト

応募プロジェクト一覧

せとだレモン祭のオブジェの制作からリユースへ(せとだレモン祭実行委員会)

  • せとだレモン祭を通じて国産レモン発祥の地、レモン生産量日本一の瀬戸田の㏚に取り組んでいるが、マンネリ化しつつあり、次回開催に向け、新たな企画、運営が課題になっている。
  • 祭のオブジェなどで使用しているレモンやその他柑橘を、これまで一部を来訪者に配布する一方で、大部分を廃棄せざるをえない状況にあり、その活用が課題になっている。
  • 近年、写真映えスポットに若い人が増えている中で、若い皆様の視点、外部からの視点を共有することで、島民を刺激し、新たなものが生まれることを期待している。

三段峡の野外博物館構想(NPO法人三段峡-太田川流域研究会(さんけん))

2016年に安芸太田町観光協会の委託を受け、さびれた観光地三段峡を生まれ変わらせるために、三段峡憲章を策定し、その実現のための組織(さんけん)を設立しました。

その核となるものが三段峡野外博物館構想です。しかし、当町では50年以上本格的な学術調査は行われておらず、知見の乏しい状態が続いています。貴大学と協働し物見遊山の観光地から体験と学びの場へ三段峡を中心に当町を変えて行きたいと思い提案させて頂きました。

営農型太陽光発電の持つ地域を変える力を読み解くプロジェクト(広島ソーラーシェアリング・フォーラム)

小規模稲作農業の不採算と高齢化で、中山間地域の農業とその多面的機能の維持が危惧されている。

また都市集中と地方の疲弊が、格差拡大、出生率低下、健康寿命や幸福感の低下にもつながりつつある。

3年余のソーラーシェアリング稼働実績を通して、農家の経営改善効果や農業に対する意識、さらに環境意識の変化などその多大な多面的プラス効果を実感。

さらに地域分散型のこの施設が市域に広く普及すれば、環境破壊もなく、エネルギー購入資金が域内にとどまり拡大循環して地域活性化につながる。日本のエネルギー転換を大きく進めることにもなる

音戸の瀬戸界隈におけるデジタル散策MAPと紙媒体の制作による地域活性化(特定非営利活動法人地域力で里山を再生する会)

この法人は、荒廃した農地や山林および河川を、昔ながらの「環境にやさしい循環型の里山」に戻す活動を通して、農業が育んでき循環型社会の大切さを再認識し、更なる地域コミュニティの活性化に寄与することを目的とする。

また、持続可能な営みを再構築し子供たちの郷土愛を育み、地域住民の自己肯定感を上げることで、外部から見ても魅力あふれるコミュニティ作りができるよう活動することを目的とする。

呉市中通2丁目商店街(まち)の活性化(NPO法人SYL)

呉市の新興エリアである中通2丁目は、老舗と新しい店舗がバランス良く共生している、古くから新規創業に人気のエリアで、現在、地域課題である「街が暗い」「街が汚い」に対し、これまで様々なイベント開催を通じ、周辺住民の合意形成のもと、世代(年齢)を越えて、周辺商店主と協働し自助努力を重ねてきました。

この度、呉市行政と連携(共催)し、通常では例が無い公共空間(車道・歩道)の利活用により、地域課題の解決と、持続可能なにぎわい創出の形を探る実証実験として長期イベントの開催を予定する中、企画・運営・実施といった過程で、柔軟な発想と感覚による先進的な企画、実施をする人材が必要なため提案させていただいた次第です。

大崎下島 久比地区の水利用に関するサスティナビリティの確立(一般社団法人まめな)

1974年までは久比地域では簡易水道と井戸水が併用され、大崎下島内では水は豊であった。一方、大長・御手洗地域は水不足に見舞われることが多く、1974年安芸灘水道給水(太田川の水利用)が始まり水不足は解決された。久比地区も旧来の簡易水道は、安芸灘水道に切り替えられ、豊富な水量の水道水と生活習慣の変化も合わさって使用されない井戸が急増した。

最近、災害時の水確保の観点から、井戸・湧き水の役割りの重要性が認められるようになった。呉市は西日本豪雨災害後、全市内の井戸の現状調査を実施した。まめなの活動として、ポイントとなる井戸を復活させ、災害時に備えることと、暮らしのなかに井戸を取り込むことで、水の文化を育みたいと考えている。また、夏の渇水時に野菜・柑橘への潅水利用を考えている。そのためには、井戸水・湧き水の安全性のチェック(特に残留農薬の懸念払しょくのため)、乾季時に渇水しないかのチェック(水脈調査)を実施する必要がある。水脈・水質調査を皮切りに、自然の水環境を改善することで地域社会がどのように変化していくのかを実地で調査提案をするため広島大学の知と技の支援を受けたい。


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