[スタートアップチャレンジ2024]採択チーム紹介⑩ (池田チーム)

「東広島市・学生発スタートアップチャレンジ2024」では、広島大学・近畿大学工学部・広島国際大学の学生による、自由で創造的なアイディアや起業してみたいという意識の具体化に向けた活動を支援しています。
このたび、12月21日(土)に開催する成果発表会(Demo Day)に向けて、本事業に採択されている13チームのインタビュー記事を掲載いたします。

第10回は、「キャンパス特化型オンラインマップSaaSによるスマートキャンパスの実現」のテーマで活動している池田有之介さんがインタビューを受けてくれました。
(記載の情報は掲載時点のものです。)

※DemoDayへの参加申し込み及び詳細はこちら(参加費無料)

スタートアップチャレンジで事業化を目指すテーマについて教えてください!

私たちHirodaiMapsチームは、キャンパス特化型SaaSとしてオンラインキャンパスマップを展開してスマートキャンパスの実現を目指しています。

このテーマはどのようにして思いつきましたか。

本学グローバル化推進グループ主催のアジャイルアントレプレナーシッププログラム2023で出会った総合科学部の松田 瀬菜さんと一緒に、オンラインキャンパスマップを作ろうという共通の目的のもとプロジェクトを開始しました。

チームメンバーにはどんな方がいますか。また、どのようにしてこのチームメンバーが集まったのですか。

上述の松田さんとプロジェクトを進めています。二人ともオンラインキャンパスマップを作りたいという思いのもとで活動していますが、代表の池田は自分の母校でPoC/開発のサイクルを高速に回すことに興味があり、松田さんは地図の作成やアクセシビリティの観点からの興味が強いため、開発+地図作成が融合してチームが始まりました。

スタートアップチャレンジ2024をどのようにして知りましたか?

スタートアップチャレンジ2023に出でいたので知っていました。

 (参考https://www.hiroshima-u.ac.jp/iagcc/news/80636)

このプログラムに応募しようと思ったきっかけを教えてください。

PoCに必要な諸経費をいただけることや、大学関係者との交流のきっかけになると期待して応募しました。

スタートアップチャレンジ2024への応募前からすでに始めていた活動はありますか。

2023年度のスタートアップチャレンジから引き続き大学内に導入するための活動を続けていました。さらに、広島大学にとどまらず、他大学や限定的なエリアにオンラインマップを水平展開するために、ミネソタ大学、ネバダ大学、北海道大学、日本大学、筑波大学、近畿大学をはじめとする、比較的キャンパスの大きな大学をターゲットに、拡大戦略を掲げ行動していました。

スタートアップチャレンジの支援期間中はどのような活動をしていますか。

これまではソフトウェアの部分だけを扱っていましたが、今回新たにハードウェアデバイスの使用を試みているため、取得したデータをソフトウェア上で活用するための試行錯誤を繰り返しています。

ベンチャーキャピタルのメンタリングを受けながらプロジェクトを進めていると思いますが、どんな学びがありますか。

率直な意見になりますが、ベンチャーキャピタルが目指すところは一刻も早いマネタイズなのに対して、自分たちはお金は二の次で、PoC/開発を高速に回してデータを収集してより良いキャンパスエクスペリエンスを実現することなのだと改めて感じました。

プロジェクトを進める中で、難しいと感じる部分はありますか。

研究、就職活動との両立でなかなか取れる時間がない中、三ヶ月弱の期間で成果を上げるというスケジュール的な難しさはあります。また、これまで扱ったことのないハードウェア領域にも手を出しているため、学びながら創造する大変さを感じます。さらに、今回作成しようとしているリアルタイム混雑度モニタは、少ないセンサーからの入力から正確に人流予測を行うことを目的としているため、深層学習等の機械学習アルゴリズムを用いる必要がありますが、研究で使用しているようなデータとはまた異なる形式のため、モデルの構築に苦戦しています。例えば、下図中には5パターンの人流測定データがありますが、これらをうまく分離することができていません。

どんな思いを持って活動していますか。

自分の母校でPoCを繰り返して、より良いキャンパスエクスペリエンスを実現できれば良いと考えています。

お問い合わせ先

一般社団法人ひろしま好きじゃけんコンソーシアム
TEL : 080-3052-7315
Mail:office※sukijyaken.jp (注:※は半角@に置き換えてください)


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