法学部2年 村上 愛莉(むらかみ あいり)さん
<広島女学院中学高等学校 出身>
等身大の広大生の声を、入学希望の方にお届けするコーナー『広大生の生の声』。第12回は、法学部2年の村上愛莉さん。
国際的な視野でさまざまなことに挑戦し、エネルギー溢れる村上さんに、インタビューしました。
法学部を受験しようと思ったきっかけは?
通っていた高校で平和教育が盛んに行われていたこともあり、国際交流や外国語に興味を持ちました。言語を専門に学ぶことも大切だと考えましたが、国際政治に関われる仕事がしたいと思い、法律や政治に重きを置いて学べる法学部を受験しました。
また、小さな頃から『シャーロック・ホームズ』などの推理小説を読むのが好きでした。物語の中で、法律関係の言葉がよく出てきたので、自然と法学部への関心が強まったのかもしれませんね。
国際政治に興味があるのですね。では、今どんな授業を受けていますか?
「国際法」や「アジア政治」などの授業を受けています。また、必修科目でなくても、興味のある授業は受講しています。2年生の後期に受けた「現代社会と経済」という授業では、少人数だったこともあり、先生を囲んだゼミ形式で行われました。教養科目の授業でしたが、国際経済・国際金融について発表したり、ディスカッションをしたりして、専門科目のように深く学べて良かったです。
授業で使っている小六法や教科書
2年生でも本格的な授業なんですね!授業の他に、広大に入学後、どんな印象を持ちましたか?
国際交流に関するイベントが多く、留学の支援も充実している印象を受けました。私も、インドネシアの大学で開催された国際学生会議(※)に参加しました。「テロリズム」に関する講演を聞いたり、インドネシア・タイ・中国・マダガスカルなどさまざまな国の参加者とのディスカッションをしたりして、貴重な経験となりました。特に、思いついたことを瞬時に発言する外国の参加者の姿勢が強く印象に残っています。
また、会議は全て英語で行われていたので、英語の必要性を改めて感じ、英語を勉強するモチベーションを高めるきっかけとなりました。学内のTOEICテストがあるので、それに向けて準備をしながら、英語を継続して勉強しようと思います。
(※)文部科学省の平成23年度「大学の世界展開力強化事業」に本学が申請したプログラム「国際的な大学間コンソーシアムINU(International Network of Universities)を活用した平和・環境分野における協働教育」が採択され、本プログラムの一環として開催された会議。
インドネシアで行われた国際学生会議にて
大学生の早い時期から海外に行けたのが良い経験となったのですね。 学内でのキャンパスライフについてはどうですか?
入学後すぐに行われる「オリキャン」が本当に心強かったです。「オリキャン」は、新入生と先輩が参加するオリエンテーションキャンプのことなのですが、先輩がとても優しかったし、同級生の友達も作りやすかったです。2年生になって、オリキャンスタッフの総局長を務め、オリキャンの企画・運営に携わりました。教員の方を交えた会議にも参加して経験値も上がったし、楽しく充実した日々を過ごせました。
法学部オリエンテーションキャンプ集合写真
サークルなどには入っていますか?
高校生のときにバレーをしていたので、バレーサークル(広大排球会)に入って、週3日活動しています。サークルで練習が週3日もあるのは、多い方だと思います(笑)。
あと、東北でのボランティア活動(SWTJ@連帯)に参加しています。今もなお、仮設住宅で暮らす子どもたちとキャンプなどをして、交流を深めました。建物などの設備面での復興は進んでいるけど、文化的な復興はまだまだこれからだと感じ、今後もこのボランティアは続けていきたいと思うようになりました。
岩手県で行われたサマースクール
さまざまなことに積極に取り組んでいますね! 今後の大学生活で、さらに挑戦してみたいことはありますか?
もっと海外へ行って、旅をしたいと思います。次は、タイかトルコに行ってみようかなと検討中です。海外への興味が湧いたきっかけは、インドネシアの国際学生会議に参加したからなのですが、2年生の夏休みに1週間ほどインドへ行ったことで、さらに海外志向が強くなりました。
インドでは、マザーテレサが活動していた施設で暮らしている孤児を支援する機会を得ました。現地の様子は、テレビの映像などで知っているつもりでしたが、実際に施設の孤児やストリートチルドレンの現状を目の当たりにし、「本当にこんな世界があるんだ」と実感しました。知っているようで、実は知らない世界をもっともっと体感したいなと思います。
インドのホームステイ先の家族と
では最後に、広大へ入学を考えている後輩に向けてメッセージを!
広大は、自分がやりたい!と思ったことに挑戦できる環境が整っています。広大が第一志望の方はもちろん、第一志望ではない方も、自分にしか作れない大学生活を送ってほしいと思います!
2014年2月26日 記事/i 写真/S(広報グループ) 撮影場所/学生プラザ