第13回 苦手な英語を克服して、広大へ!

工学部第二類(電気・電子・システム・情報系) 3年 川上 明里(かわかみ あかり)さん
<広島県立三次高等学校 出身>

等身大の広大生の声を入学希望の方にお届けするコーナー『広大生の生の声』。第13回は、工学部3年・川上明里さんです。

圧倒的に男子が多い工学部ですが、川上さんが物おじせず広大の工学部を選んだ理由とは?広大への受験を決めたきっかけ、受験勉強のこと、そして広大でのキャンパスライフについていろいろと聞いてみました。
 

工学部を受験しようと思ったきっかけは?

コンピューター関係の仕事はこれから先もなくなることはないだろうし、ずっと需要がある分野だと思っていたので、工学部に行きたいという気持ちがありました。それに、もともとプログラミングに興味があったので、工学部の中でも情報システムについて学んで、将来はシステムエンジニアになりたいと考えていました。
 

広島大学の工学部に決めた理由は?

実は広島大学と国立の工業大学とで迷っていました。工業大学の方は受験科目に文系科目が必要なく、理系科目だけで受験することができました。進路を考えていた当時、私は文系科目の「地理」や「英語」がとにかく苦手だったので、理系科目だけで受験できることはとても魅力的だったんです。

それでも広島大学を受験したいと思ったのは、工学系ではまだまだ少ない女子学生の数、それを気にしなくてもいいからです。実際、私の所属している工学部第二類も女子の数は10人程度。とても少ないです。しかし広島大学は総合大学で11学部。他の学部には女子がたくさんいると思うと、心強かったです。

そして入学後、文学部の友達と哲学について会話をしたり、留学生と一緒に宮島に行ったりといろいろな人と出会い、交流することができました。

センター試験で高得点が取れたことや、私の高校では広大出身の先生が数多くいたことも、最終的に広島大学を選んだ要因になったと思います。
 

ちなみに、私立大学は受験しましたか?

国立大学しか頭になかったので、私立大学ははじめから受けるつもりはありませんでしたし、実際に受験もしませんでした。
 

受験勉強はいつ頃からはじめましたか?

高校2年生の冬でした。この頃受けた模試の英語の点数が、高校の中で下から3番目だったんです。さすがに「まずいな…」って感じて。数学や国語の点数は良かったので、「英語が伸びたら、広大へ」という意気込みが出てきたのも、この頃でしたね。
 

どうやって苦手な英語を克服したのですか?

私は塾には行っていなかったので、まずは手元にある文法の参考書をイチから読み始めました。それこそ「I am…」という説明が載っているページからやり直しました。そのおかげで、英語にも数学みたいに規則性があることに気付けたんです。それから英語が楽しくなってきて、点数も伸びるようになりました。

また長文を1日1題やるようにしたり、好きな英語の歌の歌詞を和訳したり、積極的に英語に触れるようにしました。
 

びっしり書き込まれた英語の歌詞とその和訳
 

得意科目の数学に似ていると実感できたのが大きかったのですね!その他に受験勉強で心掛けていたことは何かありますか?

全部の教科に共通してやったことは、逆算して計画を立てたことです。1年後にはこれくらいの力をつけていたいから、1年後にはこれくらいやって、半年後にはこれくらい、だったら1ヵ月後にはこれくらいできてないとダメで…といった感じです。
 

なるほど。それでは話題を変えて、大学の授業についてはどうですか?

授業は先生の話を聞いて理解する「講義」だけでなく、「演習」の時間もあります。例えば、プログラミングの授業では、「○○を計算するプログラムを作りなさい」という課題が出ます。先日講義で覚えたばかりの知識をすぐに活用しないと課題が解決できないのですが、「どうしようかな?」と考える過程がとても面白いと感じています。
 

サークルなどには入っていますか?

小学校2年生の時から書道をやっているので、大学でも書道を続けたいと思い、書道部に入りました。最近、お手本を見ながら書く臨書で師範へ昇段することができました。

またファッションサークル「まーまー堂」にも所属しています。普段の活動は、衣装を自作したり、リメイクしたりしています。秋には大学祭でファッションショーを行ったりもします。自分で何かを作ることも好きなので、服を見ながら「次はどうしようかな~?」と考えている時間がとても楽しいです。プログラミングをしているときの感覚と似ていますね(笑)。
 

川上さん直筆の「広大生の生の声」
 

では最後に、広大へ入学を考えている後輩に向けてメッセージを!

受験生の皆さんは「頑張れ!」と常々言われていると思うので、私はあえて「少しは休んで!」とメッセージを送りたいと思います。一日何もしないのも大事なことで、頑張り続けていくためにはこうした息抜きは必要です。

広島大学は楽しくて、とても充実した生活が送れていると実感しています。皆さんも大学に入った後、その時々で、こうして良かったと思える時間をぜひ過ごしてくださいね。
 

2014年3月17日 記事/i 写真/N (広報グループ) 
撮影場所/中央図書館、「la place(ラ・プラス)」(マーメイドカフェ広島大学店)


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