第33回 強みを増やして、夢をかなえたい。将来は、人を幸せにする化粧品の作り手に!

等身大の広大生の声を入学希望の方にお届けするコーナー『広大生、先輩インタビュー』。第33回は、広島県の学校法人安田学園安田女子中・高等学校出身の理学部化学科2年・西川 晴美(ニシカワ ハルミ)さんです。「みんなが幸せになれる化粧品を作りたい!」「国際的な場で働きたい!」そんな夢を持つ西川さんの、広大を選んだ理由、転機となった留学、今がんばっていることについてインタビューしました。

広大を受験しようと決めたのは‐私の学びに最適な場所

初めは他大学の薬学部を考えていました。理系が得意だったので、「理系があって、難しそうな大学」を最初の目標にしていたら、受験勉強のモチベーションも保てるかな、と思って。

でも、センター試験を受けた後、両親や高校の先生と相談しながら、じっくり考えたんです。私が学びたいことが学べて、将来の夢に最適な大学、学部はどこかなって。

広島大学は、スーパーグローバル大学に認定されたと聞いて、将来国際的な仕事をしたい私に合っていると思いました。それから、総合大学というのも魅力でした。いろんな価値観を持った人に出会いたいなって。私は、女子中・女子高だったので、今までとは全く違う世界に飛び込んでみたかったんです。

実家も大学に近いんです。あと、広島大学大学院出身で、大学教員をしている母が広大をすすめてくれたというのも大きかったですね。

「みんなが幸せになれる化粧品づくり」を夢見て、理学部化学科へ。

もともと化学は好きでした。構造決定とか、パズルを解くみたいで楽しいですね。理学部化学科を決めたのは、将来やりたい仕事に必要な専門分野を学べると思ったからです。私、将来、幸せになれる化粧品を作りたいんです!

きっかけは、2歳から高2まで習っていたクラシックバレエです。バレエの舞台メイクって濃いので、肌に合わない子もいたんです。みんなが楽しくお化粧できるように、そんな化粧品を作りたいと小学生のころから思っていました。

だから、学部を決めるときは、化粧品会社に就職している人の出身学部の傾向も調べましたね。将来は、大学院に進学して、海外と提携しているような化粧品会社に入りたいです。

中学3年の時に第一回ふくおか全国バレエコンクールで奨励賞を受賞

受験勉強 - 予備校と学校を活用してモチベーションを維持

英語を得意にしようと、中3の冬から英語を始めました。最初に、予備校で、英単語を重点的に暗記する講座を受けました。通学の電車の中でも、よく参考書を開いていました。こつこつ頑張って語彙力がアップし、自信がつきました。

本格的に入試を意識した講座を受け始めたのは高2の秋ぐらいからですね。でも、モチベーションが下がった時もあって。センター試験の後ですね。私の高校は、自学自習の時間が増えて、私立大学への進学が決まった友達も多く、一人で勉強する時間が増えたため寂しくもなりました。でも、高校の先生が過去問対策をしてくださったので、積極的に学校に通うようにしました。あと、同じ目標を持っている友達と励ましあって勉強して、モチベーションを維持していました。

始発電車の中で、繰り返し開いていた英語と化学の参考書

大学1年生のとき、短期留学で自分を見つめる。私の強みって何?

広大に入学してよかったことは、留学のサポートが手厚いことです。
今年の3月に「STARTプログラム」でニュージーランドに短期留学したんですが、そこで他の広大生にとても刺激を受けました。今まで何度か海外に行ったことはありましたが、旅行とは違いました。留学では自分の意見や考えを伝えることを求められました。一緒に留学したメンバーの中には、海外に行ったことがなくても、英語ができる人が多く、意識の高い人に刺激を受けて、「私も頑張らなきゃ」って思いました。

ニュージーランドの人口より多い羊との出会い

STARTプログラムでの学部を超えた最高の出会い

理学部に入ったときも、「私は化学が得意」って思っていたけど、もっと得意な人が周りにいたんです。広大は、刺激を与えてくれる人が身近にたくさんいるんです。「私の強みって何だろう」っていつも考えています。

アクティブな西川さん。なんでもチャレンジするお母さんにも刺激を受けているそうです。

将来、グローバルに展開する化粧品会社に入りたいと思っていますが、海外のアイデアや研究を学び、いろんな人とコミュニケーションをとるには英語が必要になります。コツコツ語学力を磨いて、私の強みにしていきたいと思っています。

1日の始まりと終わりは図書館で。英語、フランス語、教員免許の勉強も。

朝は7時に起きて、1コマ目に授業のないときは、8時半ごろから図書館にいます。授業は平均4コマで、アルバイトがないときは夜の9時ぐらいまで図書館にいます。実家はオアシスで、誘惑が多すぎるので、大学で勉強するようにしてます(笑)。

理学部の授業とは別に、2年生から、特定プログラム(※)「英語プロフェッショナル養成プログラム」をとっています。少人数での演習の授業なので、予習も復習も多いです。でも、先生がとっても丁寧ですし、一緒に勉強している他学部の広大生の英語力が高くって、頑張らなきゃって刺激を受けています。

それから、中学、高校の理科の教員免許も取る予定です。化粧品の開発といっても、人と関わらなければ、的確なニーズは把握できないので、人と関わる教師になるための勉強は私の強みになると思います。広大は、自分が求めれば、何でも環境が整う総合大学だと実感しています。

重たいリュックの中身。教科書や勉強道具がぎっしり。

※主専攻プログラムでは専門的に扱わない分野の学習や、資格の取得を目的とした内容で編成されたプログラム。

最後に、未来の広大生へメッセージをお願いします!

受験勉強は苦しいイメージがあると思うんですけど、楽しんでもらいたいなって思ってます。新しいことを知るって、学ぶって、すごく楽しいことだと思うんです。受験期間もあっという間なので、「勉強する=知れて嬉しい」ってプラスにとらえて、頑張ってください。

2017年4月26日 記事・写真/広報グループ(O、F)
取材場所/中央図書館グループ閲覧室


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