第43回 研究もサークルも、自分のしたいことに積極的にチャレンジしています

等身大の広大生の声を、受験生・高校生のみなさんへお届けする『広大生、先輩インタビュー』。第43回は、生物生産学部 4年の金子美羽(かねこ みわ)さん(福岡県糸島市/ 私立福岡大学附属若葉高等学校)です。

福岡県糸島市出身の金子さん。就職活動を終え、卒業論文の執筆をしながら残りの大学生活を過ごしている金子さんに、広島大学を受験しようと思ったきっかけや学生生活について話を伺いました。

広島大学生物生産学部を志望した理由を教えてください。

コース分属や内容に魅力を感じたからです。

もともと自然や環境問題に興味があり、大学ではそれらを学びたいと思っていましたが、具体的な研究分野は決められていませんでした。広島大学生物生産学部では、1年次は自然に関することを広く学び、2年次で興味を持った専攻に進みます。学びたいことが漠然としていた私にとって、幅広い選択肢から徐々に進みたい道を選べるというのが決め手でした。

3年次には、豊潮丸での乗船実習に参加しました。約10日間、18人の学生と船上生活を共にし、屋久島・種子島・四国を巡りました。
特に印象に残っていることは、屋久島に上陸し大自然を満喫したことです。友達と山に登ったり海で泳いだり、海岸沿いでは夕日や星空を眺めました。波の音を聞きながら過ごした日々はとても心地よく、大切な思い出です。水産コースに進んで良かったと心から思います。

生物生産学部の実習船(豊潮丸)

今は、海洋酸性化が生物に及ぼす影響について研究をしているところです。空気中に排出されるCO2を海水が吸収することでpHが低下しています。このことが海の生物にどのような影響を与えるか、人工的にpHを調節した海水で巻貝を飼育しながら調べます。

どのような高校生活を送られていたのですか。

とにかく勉強を頑張っていましたね。部活動には所属していなかったので、放課後もその分教室に残り自主勉強をしていました。友達と教えあって、内容を理解していく過程がとても楽しかったので、3年間自習を頑張れたのだと思います。この経験で集中力が身につき、大学生活でも役立っています。

研究以外の学生生活についても教えてください。

現在、バスケットボールサークルと服飾サークルに所属しています。どちらも、自分の忙しさなどにあわせて活動できる雰囲気で、同じ趣味を持つたくさんの人と出会うことができます。サークルのメンバーと、共通の目標に向かって話し合い練習を重ねていくことが日々の楽しみです。
自分がしたいことにどんどんトライできる大学生活は、とても充実しています。

また、3年次には地球環境問題に対する意識が高く、「国際舞台」で活躍できる女性が出場する、「ミス・アース・ジャパン」にも挑戦しました。

バスケットサークルでの金子さん

服飾サークルで作成した服を着て撮影をすることも

コンテストへの出場は、大きな挑戦ですね。

高校の同級生が前年に福岡県代表として出場していたことで、ミス・アース・ジャパンのことを知りました。幼い頃から、かわいい物や綺麗な物に憧れがあり、友人を見て私も「ドレスを着てみたい」と応募しました。当時、自分を魅せるということに対して自信がなく、応募したのは募集締め切りの直前でした。

ウォーキングの練習など大変なこともありましたが、全国大会の舞台を楽しむことができたので、以前より自分に自信を持つようになりました。コンテストの出場者は、地球環境問題にも取り組むので、環境問題を学んでいた私にはぴったりのコンテストでした。広島県の代表に選出され、全国大会で5位に入賞できたのは、学生時代の大きな思い出になりました。

ミス・アース・ジャパンで賞状を受け取る金子さん

コンテスト参加者と記念撮影(一番左: 金子さん)

広大を目指す後輩にメッセージをお願いします。

 

みんなの前には楽しい大学生活が待っています!

未来の自分を想像して心躍らせ、そして目の前にあるやるべきことを一つずつクリアしていってください。

応援しています。

 

2020年9月 取材・写真/広報グループ(S)
取材場所/中央図書館


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