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7月6日からの豪雨災害に関する学長のメッセージ 第3号(2018.7.11)

 西日本を襲った記録的な豪雨災害から6日目を迎えました。いまだ多くの方の安否が明らかになっていません。一刻も早い救出をお祈り申し上げますとともに、炎暑の中で不便な日々を過ごされている被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 広島大学はいくつかの取り組みをスタートすることといたしました。すでに自主的な学生ボランティアの取り組みが中国新聞紙上で紹介されましたが、学生ボランティアの派遣、豪雨災害の総合的な学術調査団の立ち上げ、学内での募金の3つの取り組みです。

 被災地への学生ボランティア派遣を本日から開始しました。災害に伴う学生ボランティア募集は日本語、英語、中国語で呼び掛け、東広島市社協のボランティアセンターと連携しながら、被災地に学生を派遣して土砂撤去作業などに当たります。大学は現地までのマイクロバスを借り上げるほか、長靴やスコップなども準備します。11日午前9時に第一陣の50人が市内の高屋町と西条町下三永に向かいました。12日は100人が参加する予定です。14、15、16日の三連休にもバスを出します。

 「広島大学平成30年7月豪雨災害調査団」は地域を代表する国立大学として、7月11日付で設置しました。本調査団は学内の防災研究分野の専門家を集め、広範囲にわたる土石流・斜面災害、水文気象・洪水・氾濫および生活インフラ被害について専門的見地から調査・解明を行い、最終的には復興・まちづくりの提言を目指します。活動期間は2年間の予定で。調査団長は私が務めます。

 さらに被災地域へのお見舞いのため、学生・教職員が一体となって募金活動を開始いたしました。募金箱は、法人本部や大学病院等に設置しています。またホームページでも、広く募金を呼び掛けていますので、ご協力をお願いします。

 また本学が北京研究センターを設置している中国の首都師範大学の孟繁華学長をはじめ、国内外の学長からお見舞いのメールを頂いております。

 かつて経験したことがない甚大な災害に対し、広島大学は被災者の皆様に寄り添い、一緒に力を合わせて立ち向かいます。

 広島大学長  越智 光夫

 

 

 


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