広島大学では、本学の前身である広島文理科大学在学中に被爆し,修了がかなわなかった3人の元南方特別留学生に対して,名誉博士の称号を授与することになりました。
広島に原爆が投下された当時、広島文理科大学には9人の南方特別留学生が在学していました。そのうち、7人が奇跡的に難を逃れました。
彼らは、自らが、被爆しながらも広島市民の救護に尽力し、帰国後、自らの被爆体験や広島での経験を自国で伝え平和活動の推進に貢献されました。
このことは、本学の理念の一つ「平和を希求する精神」の実現に貢献するものであり、本学の教育、研究、国際交流の推進に寄与された功績は顕著です。
そこで、本学では、この元南方特別留学生のうち、現在も生存されている以下の3人の方に名誉博士号の称号を授与することになりました。
・ ペンギラン・セティア・ネガラ・ペンギラン・ハジ・モハメド・ユスフ・ビン・ペンギラン・ハジ・アブドル・ラヒム氏(ブルネイ・ダルサラーム国)
・ ラデン・ムハマド・ハッサン・ラハヤ氏(インドネシア共和国)
・ ハジ・アブドル・ラザク・ビン・アブドル・ハミド氏(マレーシア)
ペンギラン・ユスフ氏の業績 (PDF:82kb)
ハッサン・ラハヤ氏の業績 (PDF:73kb)
アブドル・ラザク氏の業績 (PDF:71kb)
【問い合わせ先】
広島大学学術・社会産学連携室広報グループ
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