読売新聞社などの主催による「第3回レスキューロボットコンテスト」が,去る8月2・3日よみうり文化センター(豊中市・千里中央)において開催されました。本コンテストに教育学部技術・情報教育学講座の学生有志によるチーム(毛利孫s:キャプテン徳田誠(教育学研究科D2))が出場し,最も栄えある「レスキュー工学大賞」を見事受賞しました。
本コンテストは,1995年1月17日の阪神・淡路大震災をきっかけに,レスキューロボットの開発,ならびにレスキュー活動の啓蒙を目的に,2年前から開催され今回が3回目にあたります。
書類審査を経た高校,高専,大学,社会人による12チームが参加し,被災者を見立てたダミー人形を,複数のロボットを遠隔操作することにより,倒壊した家屋の中から救出する競技です。
技術・情報教育学講座からは,第1回大会から毎年参加しており,今回,悲願の受賞となりました。かねてより,本コンテストと技術教育との関連性に着目し,「人のためになるものづくり」をモットーにロボットづくりに励んできました。今回の大会においても,当講座のロボットづくりのコンセプトが,本コンテストのフィロソフィに最も合致している点が高く評価されての受賞となりました。
なお,このレスキュー工学大賞に併せて,レスキューロボットコンテスト計測自動制御学会賞も受賞しました。
【お問い合わせ先】
広島大学大学院教育学研究科技術・情報教育学講座 山本 透
電話 0824−24−7160
メールアドレス yama@hiroshima-u.ac.jp