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ノーベル賞受賞の山中、ガードン両博士の講演動画を公開しました



2012年ノーベル生理学・医学賞を共同受賞されたケンブリッジ大学ウエルカムトラスト英国癌研究基金ガードン研究所のジョン・ガードン博士と、京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥博士をお招きして3月7日、講演会「広島大学から世界へ~世界のトップ研究者に聞く~」を開催しました。

会場のサタケメモリアルホールには、スーパーサイエンスハイスクールの高校生や市民、大学生ら約1000人が詰めかけ、世界的なノーベル賞受賞者の講演に耳を傾けました。

ガードン博士は1962年に広島を訪問されたことがあり、また現在は本学の理学研究科とガードン研究所がゲノム編集にかかわる共同研究に取り組んでいます。また、山中博士は再生医療に関する講演を2回霞キャンパスで行っていただくなどのつながりがあり、今回の講演会が実現しました。

講演で山中教授は、今の医療で治せない病気を将来治せるようにしたいという思いが原点だったと述べました。「何のために研究するのかというビジョンを持つことが、ハードワークと並んで大事」とユーモアたっぷりに語りかけました。

一方、ガードン博士はアフリカツメガエルを使った核移植の研究を振り返り、「細胞置換療法には倫理的・法的な壁があるが、どんな治療を受けるかは患者自身が選択するべきだ」と衰えぬ研究への意欲をのぞかせました。

質疑応答では高校生から英語も交えて熱心な質問が相次ぎ、両博士は「素晴らしい質問ですね」と丁寧に答えていました。

この後、越智光夫学長が両博士に広島大学特別栄誉教授の称号を授与し、お二人の功績をたたえました。

山中伸弥博士 ジョン・ガードン博士

花束贈呈後の記念撮影 会場の様子

【この記事に関するお問い合わせ先】

広島大学社会産学連携室広報部広報グループ

TEL:082-424-3701


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