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(2016/10/4~開催)「平和宣言のことばの歴史」展を開催します



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チラシはこちら(PDF:432KB)

原爆投下から70年余り経過し、被爆された方々が減少する中、原爆に関する<語り>や<言葉>はますます重要になってきています。また2016年は、オバマ大統領の広島訪問を受け、その発言にも注目が集まりました。このたび、統計学の手法を使って1947年から2016年までの歴代広島市長の平和宣言のことばを分析し、それをアニメーションで表現する展示を企画しました。

宣言のことばの分析に使われた統計学は、現在の医学および医療研究において提唱される「根拠に基づく医療」を支える基礎的な学問の一つです。

最近ではビッグデータ有効活用のための道具として注目をされており、新しい使い方も模索され始めています。原爆放射線医科学研究所(原医研)にも統計学の専門家がいます。

今回の解析では、平和宣言のテキストデータ中で使用されている全単語から単体で意味のある名詞、動詞、形容詞を抽出しました。その中から使用頻度が多い順に選んだ51の単語をキーワードとし、それぞれの単語の使用頻度や単語間の距離(一緒に使われることが多いか少ないか)を、多次元尺度法によりグラフ化し、経年的な変化が一目で分かるようアニメーションにしました。

文章として読む平和宣言とは少し趣きが異なりますが、世界に向けて発信されている平和宣言を通して、広島大学原爆放射線医科学研究所での研究の一端を知っていただければと思います。

広島の復興の歴史が刻まれた平和宣言に触れて頂く良い機会となりますよう、皆様のご来場をお待ちしております。

【日時】
2016年10月4日(火)~12月22日(木) 10:00~16:00

※休館日:日曜日・祝日

【会場】
広島大学霞キャンパス 医学部医学資料館

【入場料】
無料

【展示内容】
・アニメーション上映(2階研修室)
・関連資料のミニ展示(1階ロビー)

【企画・製作】
広島大学原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部

【作成・展示協力】
広島大学 原爆放射線医科学研究所計量生物研究分野

【お問い合わせ先】
広島大学原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部
Tel:082-257-5936
FAX:082-257-5878
E-mail:kubota07*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください。)

 

 


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