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第12回ペスタロッチー教育賞 九里学園学園長 九里茂三氏に



牟田学長(左)から表彰状を受け取る九里学園長(右)

人類の教育者と呼ばれたH・ペスタロッチーを記念する教育賞の第12回受賞者に、学校法人九里学園学園長 九里茂三氏が選ばれ、11月10日(月)午後1時から教育学部大講義室で表彰式並びに記念講演が行われた。九里氏は、山形県米沢市で幼稚園、高等学校及び教育研究所を経営する傍ら、私立学校関係の要職を歴任され、地域の教育文化の発展に尽力されている。



牟田学長(実行委員長)から、九里氏の半世紀以上にわたる学校教師としての真摯な教育実践と、「礼」と「譲」を理念とする独自の私学教育・経営の功績が紹介され、生徒一人ひとりを大切にする教育に情熱的に取り組み、人間の尊厳と人類愛に基づく教育理念を自らの学園において実践した氏の業績を讃えて、表彰状、ペスタロッチー胸像並びに副賞が贈呈された。



つづいて受賞記念講演が行われ、その中で九里氏は、親を説得し寮の夜具まで用意して師範学校に進ませてくれた小学校時代の恩師を思い起こし、「教育とは愛と信頼である。」と強調された。また、私淑する米沢教育の祖、細井平洲とペスタロッチーとがほぼ同時期に日本とスイスでともに人を育てることの必要性や責任の重さを説いたことにもふれ、今日の日本の社会や家庭、学校が見失っている「本当の豊かさ」を取り戻すことが教育者の責務であると、300人の学生や一般聴衆に訴えかけた。





【お問い合せ先】

 広島大学教育学部庶務係

  電話 0824−24−6707


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