• ホームHome
  • 白川英樹博士の「ノーベル賞受賞者市民講演会」を開催

白川英樹博士の「ノーベル賞受賞者市民講演会」を開催



講演中の白川博士

導電性プラスチックの発見者で,2002年ノーベル化学賞受賞者の白川英樹博士による「ノーベル賞受賞者市民講演会」が10月25日にサタケメモリアルホールで開催されました。



この講演会は,広島大学の共催のもとに,日本化学会中国四国支部・同九州支部が同日に開催した日本化学会西日本大会の一環として行われ,「私の研究における偶然と必然—導電性高分子の発見と開発—」と題する講演に,高校生,大学生,市民など約900人が聴き入りました。講演の様子はインターネットにより広島と福山の附属高校へも中継され,多くの生徒がネットをとおして参加しました。



中学生のころ昆虫や植物の採集が好きだった白川博士が,ふとしたきっかけでモウセンゴケを見つけたエピソードから,自然に親しみ科学する心をもつことが大切であるという「必然」を説明し,すべての研究者に平等に訪れる「偶然」を逃さないことの重要性を「セレンディップの三人の王子」の話にたとえて語られました。講演後,高校生たちから熱心な質問がありました。



【お問い合せ先】

 大学院理学研究科化学専攻

 教授 松浦博厚

 電話0824−24−7407


up