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4月5日、英国フランシス・クリック研究所長のポール・ナース博士をお招きし、広島大学で講演会「世界のトップ研究者に聞く 第3弾」を開催しました。会場には、高校生を含む約600人が集まり、世界のトップレベルの研究者の話に熱心に耳を傾けました。
ナース博士は、科学において継続することの大切さについて触れ、「『これが好きだ』『これがやりたい』と思ったことは、とことん突き詰めてほしい」と、未来を担う若者にエールを送りました。
講演に引き続き、ナース氏は「学際融合」「科学教育」「健康長寿・病気を治す」をテーマにしたパネルディスカッションに登壇し、計6人の研究者らとユーモラスな口調で意見を交わしました。
この後、越智光夫学長がナース博士に広島大学特別栄誉教授の称号を授与し、ナース博士の功績をたたえました。
広島大学健康長寿研究拠点(HiHA)のスペシャルアドバイザーも務めるナース博士は、がんの治療法やiPS 細胞などの増殖研究にもつながるような“ 細胞周期・細胞増殖を抑制するキーとなる因子”を発見した功績が認められ、2001年にノーベル生理学賞・医学賞を受賞。今回の公演は、本学の登田隆特任教授がナース博士と長年一緒に研究をしてきた縁で実現しました。
笑顔を交えながら熱のこもった講演をするナース博士
パネルディスカッションの模様
会場を埋め尽くした参加者は、ナース氏の体験談に聞き入った
特別栄誉教授の称号楯を受け取るナース博士(右)
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