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【2017/7/30開催・要申込】第15回「文藝学校」講演会(文学部ゼミナール)を開催します

「文藝学校」講演会

   広島大学大学院文学研究科・文学部が鳥取県米子市のNPO法人「本の学校」と共同で毎年開催している「文藝学校」講演会を、今年も下記の要領で開催いたします。

   講演終了後には高校生の皆さんからの受験相談も承ります。現役の学生が応対しますので、お気軽にご参加ください。

   今回は、定番の英米文学語学・日本文学語学の講演に加えて、哲学(倫理学)の講演が予定されています。一足早く、広島大学文学部のゼミナールを体験してみませんか。
今年のキャッチフレーズは、「人文学は、一筋の涼風。」です。暑い季節ではありますが、皆さまお誘い合わせの上、ふるってご来聴ください。

【日時】平成29年7月30日(日) 午前10時30分~午後5時

【会場】鳥取県米子市「本の学校」今井ブックセンター 2階 多目的ホール(鳥取県米子市新開2-3-10)

【講師と演題・要旨】

1.松本 舞 (欧米文学語学・言語学講座 助教)(10:40~11:40)
あなたの知らない猫の世界 ―猫と英文学、猫とヒトの時空間
【要旨】月夜の晩、あなたが寝静まった後のひっそりとした時間、猫たちは何をしているのでしょうか? そこには、ヒトが知らない、ヒトの世界とは全く別の猫の世界が繰り広げられています。
瞑想する猫、夢を見る猫、猫の名前あれこれ。小泉八雲、夏目漱石、T.S.エリオットなどの文学作品に描かれる猫たちの世界を見ながら、猫が作りだす時空間を見ていきたいと思います。

2.今林 修 (欧米文学語学・言語学講座 教授)(11:50~12:50)
『ロミオとジュリエット』を一人で原文で読めるのか?
【要旨】シェイクスピアを原文で読むなんてとんでもない、なんて思っていらっしゃる方のために、どうしたらシェイクスピアの戯曲をお一人で読み進めることができるかについて、『ロミオとジュリエット』を取り上げながらお話ししたいと思います。特に、翻訳ではなく、原文で読む「楽しさ」とか「喜び」を伝えることができましたら、たいへん嬉しく思います。

3.妹尾 好信 (日本・中国文学語学講座 教授)(13:40~14:40)
「梓弓」の女の運命 ―『伊勢物語』に描かれた女性訓
【要旨】『伊勢物語』第24段は「梓弓」の段として知られ、高校の古文教科書にもよく採られています。都に働きに行った夫から3年間何の音信もなく、待ちくたびれた妻は熱心に言い寄ってくる男との再婚を決意します。ところが結婚の当日に夫が帰って来ました。事情を知って去っていく夫を追いかける途中、女は死んでしまいます。この悲しい話を私たちはどう読めばよいのでしょうか。『伊勢物語』の他の段ともあわせて考えてみます。

4.衛藤 吉則 (応用哲学・古典学講座 教授)(14:50~15:50)
鳥取県出身の倫理学者・西晋一郎の思想から生き方を学んでみよう
【要旨】今日、私たちの生活では、人と人、国と国との間で様々な不和が生じています。西晋一郎は、「異質な者が異質なまま、より善く共存できる」思想の道筋を私たちに描いてくれています。そのためには、どうも、「自己や他者への気づき」を深めることが大切なようです。ご一緒に考えてみましょう。

□受験相談会 (16:15~17:00)

【主催】 広島大学大学院文学研究科・NPO法人「本の学校」
【共催】 株式会社今井書店グループ・「本の学校」郁文塾

※入場無料

【お問い合わせ先・お申し込み先】
NPO法人「本の学校」(TEL0859-31-5001/FAX0859-31-9231)

 


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