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【2018/8/3~開催・霞】「病理学者、原子野をゆく-広島大学医学部教授・玉川忠太の原爆症への挑戦-」資料展示展を開催します

 1945年8月の原爆投下直後から、広島では多くの医学者による救護活動が行われました。当時としてはまだ知られていない原爆被災を受けた多くの人々を目の前にして、彼らは、その原因の究明や治療に力を尽くしました。特に、医学者にとって未知の世界であった放射線災害の原因究明は、重く大きな課題となりました。そして、その中に、広島大学医学部病理学教室の初代教授となった玉川忠太(当時、広島医学専門学校教授)がいました。彼もまた、被爆直後の広島の原子野で奔走した科学者の一人でした。
 本展示では、昨年8月に確認した広島大学大学院医歯薬保健学研究科分子病理学研究室に所蔵されている玉川忠太資料を中心に*1、原爆放射線医科学研究所所蔵資料なども含め、被爆直後からの医学者たちの取り組みの一端を紹介します。
 現在も原爆による身体への影響の実相は明らかではありません。しかし、玉川忠太のような当時の広島の医者・医学者の究明への努力がスタートしなければ、被ばくの問題について、現在のレベルほどに今私たちは迫ることはなかったはずです。その原点の意味を改めて問い直します。
 
 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

*1 2017年8月5日『中国新聞』朝刊掲載記事「原爆死の解剖記録 克明 広島壊滅直後の19例 広島大院に現存」(西本雅実)参照

                  記
 

【日 時】 2018年8月3日(金)~9月20日(木) 10:00~16:00
   ※休館日:土曜日・日曜日・祝日・夏季休暇日(8/13~8/15)

【会 場】 広島大学霞キャンパス 医学部医学資料館
     (広島市南区霞1-2-3 )
 
【入場料】 無料

   【特別協力】広島大学大学院医歯薬保健学研究科 分子病理学研究室
   【 共  催 】広島大学原爆放射線医科学研究所・広島大学医学部
         放射線災害・医科学研究拠点(広島大学・長崎大学・福島県立医科大学)

【お問い合わせ先】

広島大学原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部
TEL:082-257-5877
FAX:082-257-5878
E-mail:kohosha*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください。)


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