• ホームHome
  • 第12回カンボジア歯科医療支援活動を実施しました

第12回カンボジア歯科医療支援活動を実施しました

 広島大学歯学部では、NPO法人NGOひろしまと協力し、2019年2月27日から3月14日にかけて、第12回カンボジア歯科医療支援活動を実施しました。この活動は、2009年度より継続して実施しており、2018年度で10年目となりました。
 カンボジアでは、歴史的背景から歯科医師や教師が不足し、歯科医療の供給不足に加え、各家庭や学校教育現場において歯みがき等の基本的な歯科保健を学ぶ機会がほとんどありません。
 第12回の現地活動には、広島大学(OBOGも含む)から、14人の歯科医師・歯科衛生士と14人の歯学部学生が参加し、カンボジアや東南アジアからの留学生、カンボジアの歯科大学関係者等の現地スタッフが約20人加わり、総勢約50人で活動を行いました。
 今回の活動では、現地の小学校等を訪問して、1,500人を超える子どもたちに無料の歯科健康診断や簡単な治療を提供したほか、ブラッシング指導や食生活指導などの歯科保健指導も行いました。これまで10年間の活動では、延べ約12,000人の子どもたちの歯科健診を実施することができました。
 また、カンボジア国内のさまざまな地域で、小学校教員や将来小学校教員となる教員養成校の学生に対し、歯科保健指導に関する研修会を開催しています。
 近年では、留学生等カンボジア側のスタッフの増加により、現地語での指導が充実してきました。継続して訪問している小学校では、歯みがき指導の定着やむし歯の減少もみられており、今後も現地機関等と協力しながら、活動を発展させていきたいと考えています。

小学校での歯科保健指導
 

 活動の詳細は、Facebookページ 「カンボジア歯科医療支援from Hiroshima」で公開しております。
 是非、以下のリンク先からご覧ください。

【お問い合わせ先】

広島大学歯学部 国際歯科医学連携開発センター
国際活動企画運営部(香西・岩本)
TEL: 082-257-5698(小児歯科)
E-mail:yuko-tulip*hiroshima-u.ac.jp (岩本)
 (注:*は半角@に置き換えてください。)


up