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世界初「路面電車と協調する自動運転バス」公道実証実験を行いました

自動運転バスの公道実証実験を行いました

11月17日未明、広島大学は、自動運転のバスを広島電鉄が運行する路面電車の軌道敷地内で走行させる世界初の実証実験を広島市内で行いました。

国土交通省の『質の高い交通時代のモビリティの価値の計測手法開発に関する研究』の一貫で、広島地区ITS意見交換会(※)と連携して実施しました。

自動運転バスは車間距離などを感知するセンサーやカメラを装着しており、実証実験で得られたデータやモニターアンケートを解析し、定時運行・利用者の乗り換えの利便性向上等を検討していきます。
実験は、モニターを乗せた自動運転バスが一般道から広島電鉄江波線の軌道敷地内に入り、225メートルの区間を時速約15キロで路面電車を追走し、舟入川口町電停で路面電車の後ろに停車後、再び一般道に出る形で実施。当日は0時10分から4時20分まで、リハーサルを含め計10回行いました。

本学大学院国際協力研究科 藤原章正教授はインタビューに、「広島市の環境を活かした技術開発を行い、社会に実装する画期的な実験であると思います」と語りました。

実証実験は、ほぼ計画通り無事に終了いたしました。

(※)広島地区 ITS 意見交換会・・・産官学の関係機関が合同で広島地区のITS について意見交換する任意の組織。平成 19~20年度に実施された ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)大規模公道実証実験の際に設立された「広島地区 ITS 公道実証実験連絡協議会」を前身とし、現在は「広島地区 ITS 意見交換会」に名称を変更。

実証実験の意義について語る藤原教授

実証実験の意義について語る藤原教授

電車の軌道敷内に進入する自動運転バス

電車の軌道敷内に進入する自動運転バス

舟入川口町電停前を走行する自動運転バス

舟入川口町電停前を走行する自動運転バス

電車の前で停車する自動運転バス

電車の前で停車する自動運転バス

【お問い合わせ先】

広島大学 広報グループ
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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