広島大学広報グループ
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2020年9月18日、令和2年度広島大学秋季学位記授与式を東広島キャンパス・サタケメモリアルホールで挙行しました。
新型コロナウイルス感染症への感染防止の観点から、式典には卒業生・修了生のみが参加し、このたび卒業・修了した学部生26人、大学院生311人、合計337人(うち、外国人留学生252人)を代表し3人の学生が越智光夫学長から卒業証書・学位記を授与されました。
越智学長は式辞の中で、新型コロナウイルス感染拡大をうけ、オンライン授業や校内立ち入りの制限などさまざまな制約を受けながらも、勉学に励み今日の日を迎えた卒業・修了生らをねぎらうとともに、アルバイト収入激減などで困窮する学生を救うための応急学生支援金など、本学に寄せられたさまざまな支援への感謝を述べました。
また、アメリカの著名なコラムニスト、マルコム・グラッドウェルが「人が何かに習熟して超一流になるためには一万時間の練習が必要」と説いた「一万時間の法則」について触れ、「才能や技量は努力の積み重ねによって花開く、広島大学で身に付けた学識や技術を力に、決してひるまず、世界が直面する課題に立ち向かってほしい」と卒業生・修了生らへはなむけの言葉を贈りました。
その後、在学生代表の先進理工系科学研究科・山本理香子さんの送辞に続き、卒業生・修了生代表として謝辞を行った生物圏科学研究科・Tabitha Mlowoka Kayira(タビザ ムルワカ カイラ)さんは、「4年前マラウイ共和国から不安と期待に満ちて来日し、素晴らしい環境と先生方に恵まれ、学歴以上にすばらしい経験をし、幸せな気持ちで母国に帰ります。コロナウイルスや自然災害は、私たちが地球の市民であることを再認識させてくれました。ここに集う多種多様な仲間たちと協力し、これからも課題解決のため研究を続けていきたい」と力強く誓いました。
学位記を受け取る修了生代表
学長式辞
在学生代表による送辞
卒業生・修了生代表による謝辞
式典終了後の記念撮影
笑顔で記念撮影