<本研究に関すること>
広島大学大学院医系科学研究科基礎看護開発学 准教授 小澤 未緒
Tel:082-257-5432
E-mail:ozawamio*hiroshima-u.ac.jp
<広報に関すること>
広島大学財務・総務室広報部広報グループ
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp
(注: *は半角@に置き換えてください)
本研究成果のポイント
- 日本では、実際のあかちゃんの動画やスライドなどで痛みの測定とアセスメントを学習できる教材がありませんでした。
- 本研究では、NICU看護師が、入院しているあかちゃんの痛みについて自己学習できるeラーニング(e-PMaN)を国内で初めて開発し、その効果を検証しました。
- その結果、開発したe-PMaNで学習した看護師は、学習前と比較して、痛みの測定やアセスメントに関する知識の向上、スケール(FSPAPI、日本語版PIPP)による痛みの測定スキルが習得できることが明らかになりました。
- 動画コンテンツは、広島大学情報メディア教育研究センター、技術センターと協力して、病院での撮影や編集を行いました。
概要
広島大学大学院医系科学研究科基礎看護開発学研究室 小澤未緒准教授らのグループは、NICU看護師を対象として、新生児の痛みの測定に関する自己学習を支援するeラーニングの開発を行いました。開発したe-PMaNは、看護師の自己学習を支援する教材として有用であることが明らかになりました。今後は、病棟単位で効果の検証を行い、eラーニングで得た知識や痛みの測定スキルが、臨床の現場において実際に生かされるか(痛みの測定や緩和の回数などへの影響)の効果を明らかにすることを目指します。本研究成果は5月27日、National Association of Neonatal Nurses発行の「Advances in Neonatal Care」に掲載されました。なお、本研究は、科学研究費補助金(科研費番号:17H05108)の助成を受けて実施されました。
論文情報
- 掲載誌: Advances in Neonatal Care
- 論文タイトル: Effectiveness of e-Learning on Neonatal Nurses’Pain Knowledge and Pain Measurement Skills:A Pilot Study
- 著者名: Mio Ozawa1、Kyoko Yokoo2、Takahiro Sumiya3、Reo Kawano4
1広島大学大学院医系科学研究科
2広島大学
3広島大学情報メディア教育研究センター
4広島大学病院広島臨床研究開発支援センター - DOI: 10.1097/ANC.0000000000000894
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