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第95回広島大学バイオマスイブニングセミナー(第85回広大ACEセミナー) を開催しました

日時 2021年7月29日(木)16:20~17:50
会場 広島大学東広島キャンパス工学部110講義室

プログラム

司会・解説 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦

 

講演 広島大学大学院先進理工系科学研究科 博士課程前期1年 平松 孝介
「超臨界水ガス化におけるラジカル捕捉剤の添加時期の影響」

 超臨界水ガス化法(SCWG)は、バイオマスからエネルギーを生み出す次世代技術として期待されています。しかし、副反応によって形成される固体生成物であるチャーは、長期運転時に反応器を詰まらせたり、触媒にまとわりついて不活性化させたり、さらには炭素ガス化の収率を低下させます。最近の研究で、ラジカル捕捉剤として酢酸やギ酸を添加することで、グアヤコールを原料としたSCWGにおいてチャーの生成を抑制できることがわかりました。本研究では、グアヤコールを原料としたSCWGを行い、原料の加熱途中でラジカル捕捉剤を添加しました。ラジカル捕捉剤の添加タイミングやラジカル捕捉剤の濃度を変化させた場合の生成物への影響を評価しました。

HIRAMATSU Kosuke

 

 

講演 広島県立大学生物資源科学部生命環境科学科 准教授 青柳 充
「化学修飾による未利用植物バイオマス由来の循環型素材の調製」

 路傍の雑草(草本植物)や間伐材に含まれるリグニンなど、未利用バイオマスやその成分高分子を化学修飾し、循環型の親水性、耐熱性高分子素材を調製しました。植物細胞壁の成分高分子(セルロース、ヘミセルロース、リグニン)は複雑な相互侵入三次元網目型の複合体を形成し植物の強度やしなやかさなどの特性を発揮しています。これらの複合体や成分を化学修飾し高機能を有する誘導体を調製し、物性を評価しました。

AOYAGI Mitsuru
お問合せ先

〒739-8527
広島県東広島市鏡山1-4-1
広島大学大学院先進理工系科学研究科機械工学プログラム内
中国地域バイオマス利用研究会
TEL : 082-424-5762
FAX: 082-422-7193
Email : bprc * hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)


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