広島大学 大学院医系科学研究科
ウイルス学 教授 坂口 剛正
疫学・疾病制御学 教授 田中 純子
TEL:082-257-5160
FAX:082-257-5164
E-mail:jun-tanaka*hiroshima-u.ac.jp
(注: *は半角@に置き換えてください)
広島大学大学院医系科学研究科 坂口 剛正教授・田中 純子教授らの研究グループは、医療機関において入院治療を受けたCOVID-19患者10人(軽症5人、中等症5人)の入院中・退院後の複数時点における血清試料(合計81検体)を解析しました。その結果、全例の入院時血清からウイルスが検出され、中等症例においては発症後数週間にわたって少量のウイルスが検出され続けましたが、ウイルス分離培養検査の結果からいずれも感染力はないものと考えられました。抗体反応については、すべての患者において発症後1週間ほどで抗体が増加し始めました。軽症例よりも中等症例において中和活性がやや高い傾向がありました。
本研究は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する疫学調査等の推進に関する研究」の一環として行われました。
本研究成果は、12月12日に国際科学誌「Journal of Medical Virology」に掲載されました。
COVID-19患者10人(軽症5人、中等症5人)の血中ウイルス量と抗体価および中和活性の推移
広島大学 大学院医系科学研究科
ウイルス学 教授 坂口 剛正
疫学・疾病制御学 教授 田中 純子
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掲載日 : 2022年01月07日
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