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【研究成果】水素化リチウムを利用した常圧アンモニア合成法を開発~貴金属触媒を利用しない高効率な反応制御技術を確立~

本研究成果のポイント

  • 水素化リチウムのケミカルルーピングプロセスによるアンモニア合成法
  • 常圧の水素、窒素からアンモニアを合成可能
  • 貴金属触媒を利用せず反応を高効率に制御する技術を確立

概要

 広島大学自然科学研究支援開発センターの宮岡裕樹准教授、新里恵多助教、同大学大学院先進理工系科学研究科市川貴之教授、田川賢太朗(M2)、魏弘之(D2)らの研究グループは、水素化リチウムを用いたケミカルルーピングプロセスによるアンモニア合成方法を高効率に制御する技術を開発した。この手法は、常圧の水素と窒素からアンモニアを合成可能であり、貴金属等の触媒を必要としないため、自然エネルギーの利用を目的とした小規模分散型のアンモニア合成手法としての展開が期待される。
本研究成果は、国際科学誌「Journal of Physical Chemistry Part C」に掲載されます(報道解禁については、2月5日(土)午前0時以降にお願いいたします)。

 

図1:小規模分散型NH3合成

謝辞

本研究は、科学研究費助成事業基盤研究(B):20H02465の助成の下、広島大学窒素循環エネルギーキャリア研究拠点における共同研究として実施されました。

論文情報

  • 掲載誌: The Journal of Physical Chemistry C, 2022, in press.
  • 論文タイトル: Improvement of Kinetics on Ammonia Synthesis under Ambient Pressure by Chemical Looping process of Lithium Hydride
  • 著者名: Kentaro Tagawa, Hiroyuki Gi, Keita Shinzato, Hiroki Miyaoka*, Takayuki Ichikawa
【お問い合わせ先】

広島大学自然科学研究支援開発センター

准教授 宮岡 裕樹

Tel & FAX:082-424-4604

E-mail:miyaoka*hiroshima-u.ac.jp

(注: *は半角@に置き換えてください)


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