(左から)谷川広島大学病院副病院長(高度救命救急センター長)、天野IAEA事務局長、
神谷広島大学原爆放射線医科学研究所長(緊急被ばく医療推進センター長)、
鈴木IAEA事務局長特別補佐官、浅原広島大学長
8月6日、国際原子力機関(以下、IAEA)の天野之弥事務局長が、緊急時対応援助ネットワーク(以下、RANET)の登録機関となった広島大学を視察されました。
天野事務局長は、同日開催された広島市の平和記念式典に出席後、IAEAと放射線被曝者医療国際協力推進協議会(以下、HICARE)との間で、被爆者医療分野で協働する覚書を交わすことに併せ、本学の緊急被ばく医療推進センターや原爆放射線医科学研究所などの施設を視察されました。
本学は、HICAREの構成機関としての役割を担うとともに、本年6月18日に、IAEAにより構築されたRANETの専門機関の一つとして登録されています。RANETにおいて本学は、日本の支援分野である10分野のうち「医療支援」「公衆の放射線防護」「生物学的線量評価」の3分野で、専門家の助言など現地への支援活動を国内から行うことになっています。
浅原学長をはじめ、越智理事(医療担当)や神谷原爆放射線医科学研究所長(緊急被ばく医療推進センター長)らが、天野事務局長を迎え、緊急時のための処置室や機器室などを案内しました。
施設内を視察する天野事務局長と質問に答える本学のスタッフ | 記念撮影。最前列の左から、神谷広島大学原爆放射線医科学研究所長、 天野IAEA事務局長、大島HICARE理事(JICA副理事長)、浅原広島大学長、 新道HICARE理事(日本赤十字広島看護大学長)。 |
本学のRANETへの登録に関するプレス発表(PDF:80.3KB)
【問い合わせ先】
広島大学緊急被ばく医療推進センター
TEL 082-257-5398