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※本シンポジウムの内容は、2023年4月22日(土)付の読売新聞 特別面(14-15面)に掲載されました。
5月のG7広島サミット開催に先駆け、読売新聞社が4月15日に広島市内でシンポジウムを開催し、越智光夫学長と川野徳幸平和センター長が登壇しました。シンポジウムのテーマは「核兵器のない世界に向けて-安全への道筋は」です。
越智学長は、「平和を希求する精神を立脚点とする広島大学として、各国の首脳には、ぜひ平和記念資料館に足を運び、被爆者の苦しみに触れ、平和への強い思いを新たにしていただきたい」とG7広島サミットに期待を寄せ、「ここでの議論が核なき世界に向けて力強い一歩となることを心より祈念します」と挨拶しました。
川野平和センター長は、カタカナの「ヒロシマ」の経緯を紹介し、「さまざまな研究を通じ、キノコ雲の下で何が起きたか、なぜカタカナのヒロシマになったかなどを学生に伝えることが広島大学の使命」と唱え、「今後はヒロシマから出向き、平和に関する思いや考えをしっかり伝える必要がある」と訴えました。
本シンポジウムには、本学から学生約100人が参加し、熱心に質問する姿も見られました。
その他にも、岸田文雄首相によるビデオメッセージや、米国の元国防次官補代理による基調講演をはじめ、安全保障、核軍縮・核不拡散、日本政治外交史、国際法、平和学など、各分野の第一人者による討論会のほか、被爆者による貴重な証言も盛り込まれ、長時間にもかかわらず、市民や学生ら約360人が熱心に耳を傾けました。
越智学長挨拶
熱心に聞き入る参加者
「広島の声」を報告する川野平和センター長
報告の様子