9月16日、広島大学はブラジル・サンパウロ大学と学術交流協定を締結しました。昨年4月に本学代表団がサンパウロ大学を訪問し、協定締結に向けた協議を重ねていましたが、今般、調印の運びとなりました。
サンパウロ大学は中南米を代表するトップレベルの総合大学です。調印式では、岡本哲治理事・副学長とアドネイ・サンパウロ大学国際担当副学長との間で協定書に調印後、今後の両大学間の学術交流について会談しました。調印式には、大部一秋・在サンパウロ日本国総領事、二宮正人サンパウロ大学法学部教授も陪席されました。
また、協定調印にあわせて、9月17日にサンパウロ市内のブラジル広島文化センターで「広島大学学術セミナー」を開催しました。本セミナーは、昨年5月に設置した「広島大学ブラジルセンター」が主催するもので、岡本哲治理事・副学長から「旧ソ連カザフスタン共和国セミパラチンスク核実験場周辺地域での医療援助」について、佐藤利行国際センター長から「孔子のことば」について講演を行いました。平日にもかかわらず約50人がセミナーに参加し、終了後の懇親会では講演内容について活発な意見交換がなされるとともに、広島大学への留学に関心を持つ学生からの質問もありました。
サンパウロ大学との協定締結や広島大学ブラジルセンターの活動により、ブラジルとの留学生交流、研究者交流および共同研究等の学術交流の進展が期待されます。
【お問い合わせ先】
広島大学国際センター国際交流グループ
TEL:082-424-6042
E-mail:kokusai-kikaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp
※(AT)は@に置き換えてください。
サンパウロ大学との調印式 (左から)二宮サンパウロ大学教授、大部サンパウロ総領事、 アドネイ・サンパウロ大学副学長、岡本理事・副学長、佐藤国際センター長 |
広島大学学術セミナーの様子 |