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平和を希求する広島大学はあらゆる暴力に反対し、イスラエル・ハマスの戦争停止を訴えます

 10月7日のパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスのイスラエルへの奇襲攻撃を発端に、戦争が始まって1カ月が過ぎました。ハマスは外国人を含め240人以上の人質を拘束する一方、イスラエル軍はガザへの空爆や地上侵攻を激化させています。
 発表によると、戦争の死者は双方合わせて11,900人を超え、このうち4,300人以上が子どもです。ガザでは水や食料、燃料も市民に届かず、病院への攻撃が繰り返されていると伝えられています。
 第2次世界大戦で原爆の悲惨を経験した広島の地にある大学として、このような人道上の危機を傍観することはできません。あらゆる暴力に反対し、直ちに戦争の停止を求めるとともに、全ての関係者が平和的解決に向けて努力するよう訴えます。
 広島大学は世界の大学と連携しつつ、憎しみの連鎖を断ち、平和を回復するためにできる限りの行動に取り組みます。
                         
 

令和5年(2023年)11月9日
広島大学長 越智光夫

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