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越智学長がヴォー・ヴァン・トゥオン・ベトナム社会主義共和国主席と会談しました

©photo by Vietnam News Agency

2023年11月30日、本学の越智学長が、公式実務訪問賓客として訪日したヴォー・ヴァン・トゥオン・ベトナム社会主義共和国主席(H.E. Mr. Vo Van Thuong, President of the Socialist Republic of Viet Nam)を表敬訪問し、会談を行いました。会談には、金子理事・副学長(グローバル化担当)、チャン・ダン・スアン教授(IDEC国際連携機構)が同席したほか、ベトナム日本専門家協会(Vietnam Japan Specialist Association)のメンバーとして、日本で活躍するベトナム人研究者やベトナムに関連する企業関係者も出席しました。

会談では、まず越智学長から、本学で学ぶベトナムからの留学生は3番目に多く、現在65人、同窓生は343人にのぼること、ハノイとホーチミンそれぞれに同窓会組織があることなどを紹介しました。続いて、ベトナム教育訓練省、農業農村開発省と連携し、タイグエン省での農学分野のドクターコース学生のためのサテライトキャンパスの設置準備を進めており、これにより農業のDX化、畜産業の高度化、干ばつや塩害に強い稲作などを中心に研究を進める予定であること、ベトナム内務省の幹部級行政官に対して地方行政や公共政策に関するエグゼクティブ教育を提供していること等の取組みを説明しました。最後に、ベトナムに進出する日本企業と連携して、今後力を入れて人材育成に取組みたい4つの分野が、農業、半導体、カーボンニュートラル、スマートシティであり、優秀な学生を積極的にベトナムから受け入れたいことを伝えました。

これに対して、トゥオン国家主席からは、本学の取り組みを称賛するとともに、「タイグエン省のみならずベトナム全土の大学との交流を促進してほしい」と、今後の交流拡大への期待を述べました。特に、半導体を重要な戦略的分野として位置付けていることに言及し、広島大学に対して研究開発の振興、人材育成への協力を期待すると強調しました。

本学は、越智学長が今年5月にG7広島サミットに際して訪日されたファム・ミン・チン・ベトナム社会主義共和国首相とも会談するなど、ベトナムとの交流に力をいれています。今後もベトナムの大学や政府機関、企業とのより一層の交流を積極的に進め、同国との友好的かつ持続的な関係の発展に貢献してまいります。

©photo by Vietnam News Agency

参加者による記念写真

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広島大学グローバル化推進グループ

E-mail: kokusai-kyoten*office.hiroshima-u.ac.jp
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