このたび、清水 則雄(しみず のりお)准教授が約半年間に渡って密着取材を受けて制作されたテレビ新広島の｢清流のヌシの叫び～繋ぐ命と扱う命～｣(2022年7月16日放送)がフジテレビ系列28局による｢第32回FNSドキュメンタリー大賞｣にて特別賞を受賞しました。
　清水准教授は国の特別天然記念物で絶滅の危機に瀕しているオオサンショウウオの調査研究と保護活動を長年行っています。番組では“清流のヌシ”とも言われるオオサンショウウオが抱える豪雨流出問題や外来種との交雑問題などを取り上げながら、もの言えぬオオサンショウウオにかわって自然環境の保護を訴える清水准教授を取材し、生き物の“命”との向き合い方について発信しています。
　｢FNSドキュメンタリー大賞｣は、フジテレビ系列各局の番組制作能力向上とその蓄積を図る趣旨から1992年に創設されたものです。独自の視点で取材した作品が集まることから、｢日本の断面を映す賞｣や｢FNSの良心｣と言われようになっています。作品は後日、Amazonプライムで閲覧可能となる予定です。

　FNSドキュメンタリー大賞 大賞受賞作 - フジテレビ (fujitv.co.jp) はこちら

　調査にご協力頂きました地域の皆様、学生の皆様、自治体関係者の皆様、番組制作に関わられたテレビ新広島の皆様のお陰で、このような素晴らしい賞を頂けたことを光栄に思います。本作品が人間と生き物の共存、自然環境保全の重要性を考える機会となれば幸いです。