広島大学きてみんさいラボ
〒732-0822 広島県広島市南区松原町2番62号
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広島大学瀬戸内CN(カ-ボンニュ-トラル)国際共同研究センタ—サステナビリティ部門部門長 近藤雅征准教授が解説しました。
「温室効果ガス効果とは? 地球温暖化は本当に起こっているのか?温室効果ガスが、地球温暖化の原因か?」等様々問い掛けに参加者と会話しながらひも解かれ、さらに掘り進んで「自然の気候は何によって決まるのか」の設問には、エルニーニョ現象やラニーニャ現象等海の温度変化で決められること、太陽活動(黒点の増減)の影響の有無についても説明しました。
「二酸化炭素が一番重要な温室効果ガスなのか?」
メタンガス(CH4) 窒素酸化物(NOx)等は、大気に出て化学反応で最終的にはCO2になります。CO2は、化石燃料を燃やすことで88%、土地利用で12%大気中に排出されますが、排出されたCO2の吸収は大気42%、陸32%、海26%の割合で吸収されています。
大気中のCO2は多く存在し濃度も高いのですが、海のCO2は大気に比べて濃度は低く、この濃度差は温暖化を緩和している自然現象と考えられ、近藤准教授の研究領域でもあると説明しました。
成層圏の上方のCO2は、宇宙からの熱を放出せずに地球方面へ返す作用がありますが、CO2が増えすぎると宇宙への熱を放出できず地球に蓄えられ温暖化の一因になっています。
過去からの地球の温度変化を表すグラフを示され、地球上の生物は6億年前から3回全球凍結(寒冷化)に際し大量絶滅の危機があり、その都度急激に温暖化になり変化に対応できないでいましたが、人間は生き残ってきました。
人間は温度への対応ではなく、温度変化への対応ができないでいると我々の日常生活を例に分かりやすく説明しました。
近藤准教授は、セミナー終了後も参加者の質問に丁寧に対応していました。
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掲載日 : 2024年06月26日
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