科学技術振興機構(JST)と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月22日、「大学発ベンチャー表彰2024～Award for Academics Startups～」の受賞者を決定。広島大学発ベンチャーのプラチナバイオ株式会社が「大学発ベンチャー表彰特別賞」を受賞しました。

　◯大学発ベンチャー表彰特別賞
　　企業名：プラチナバイオ株式会社
　　代表者氏名：広島大学ゲノム編集イノベーションセンター　客員教授　奥原啓輔(代表取締役)
　　支援大学等：広島大学ゲノム編集イノベーションセンター　センター長・教授　山本卓(取締役)

　授賞式は、東京ビッグサイトで行われた大学見本市2024～イノベーション・ジャパン内で開かれました。プラチナバイオ株式会社は、国産ゲノム編集技術を活用したビジネスを展開しているスタートアップ企業で、最近では食品会社と連携し、アレルギーを低減した鶏卵を開発しています。今回の受賞は、同事業が世界市場での展開も期待されているなど、多様な広がりを目指す点が評価されました。

　大学発ベンチャー表彰は、毎年、大学などの研究開発成果を活用して起業したベンチャーのうち、今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーを表彰するとともに、特にその成長に寄与した大学や企業などを表彰しています。今回は、46件の応募の中から、8者が受賞しました。
2022年には、広島大学発ベンチャーの株式会社PURMX Therapeutics（パ ームエックス セラピューティックス）が同賞を受賞しています。

　山本教授はこの度の受賞に際し、「広島大学発の技術が評価されたことを大変嬉しく思います。この技術を広島から国内外へ展開できればと考えています」と喜びを語りました。