松井広島市長に面会した出野さん(手前左)
広島市提供
総合科学部1年生の出野日葵(ひまり)さんが、4人の17、18歳の高校生や大学生らと米国ハワイ州の真珠湾(パールハーバー)を訪問しました。広島市が2023年6月に米国ハワイ州と締結した姉妹公園協定に基づき、派遣されるもので、被爆者2人を加えた7人が現地の文化や歴史を学び、現地の若者や旧日本軍の真珠湾攻撃による被害者の遺族らと交流します。
派遣期間は17日から22日まで。被爆者と被害者の遺族による講演や学校訪問、意見交換会などの交流を通じ、両国の平和を願う思いを共有化し、未来志向の交流を促進するのが狙いです。
出野さんは、広島市による5月の公募に応じ、28人の中から選ばれました。渡米前に、広島市の平和への取り組み、太平洋戦争の歴史などを学び、8月6日は平和記念式典へ参列しました。派遣前日には、松井一實広島市長に面会し、若者代表として「広島に生まれ育った若者として互いの理解を深めたい」と意気込みを語りました。
本学では、出野さんに、被爆者をはじめ、さまざまな背景を持つ海外の人らとの交流を通じ、平和の尊さを改めて見つめ、「平和を希求し、チャレンジする国際的教養人」を目指してもらいたいと思います。