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【2024/08/28開催・ハイブリッド・学内参加申込不要】第8回富士通次世代コンピューティングセミナーを開催します

 

 富士通次世代コンピューティング共同研究講座では、コンピューティングや情報技術に関するセミナーを定期開催しています。大学や企業から各分野の第一線で活躍されている研究者をお招きして最先端の研究成果や技術動向について講演していただきます。第8回のセミナーを下記の通り開催いたしますので、ぜひご参加ください。学生や教員のみなさまはもちろん、企業所属の方々など学外からも広くご参加いただけます。

 ※講演中は英語での開催となるかと思われます。
  オンラインの方はTeams会議による自動翻訳が可能です。

日時

2024年08月28日(水)15:00-17:00

場所

オフライン:広島大学 情報メディア教育研究センター本館2階セミナー室1、2、3
オンライン:Microsoft Teams会議(録画予定ですので予めご了承ください)

講演

1. Progress on highly parallel ensemble solvers
 (高レベルのタスク並列化フレームワークによる解決困難な最適化問題に対する成功事例)
 Yuji Shinano (Zuse Institute Berlin)
 Ubiquity Generator (UG) フレームワークは分枝限定法に基づいたソルバーを並列化するために開発されたが、バージョン1.0の導入により高いレベルのタスク並列化フレームワークに変化し、最先端ソルバーの幅広い並列化が可能となった。このフレームワークを用いると、容易に複数のアルゴリズム実装を並列ソルバーに統合することができる。本講演では、UGを利用して、これまでは解決困難だった混合整数計画、シュタイナー木、二次割当、QUBO問題などのインスタンスを解き、最短ベクトル問題の新たなベンチマークを設定した成功事例を紹介する。最後に、UGフレームワークの最新の開発についても議論する。
 

2. Role of Hydrodynamics Stability Analysis in Energy Transition
 (流体力学的不安定性を利用した水素の地下貯留効率最大化を例としたクリーンエネルギーの活用)
 Thi Thai LE (Zuse Institute Berlin)
 流体力学的不安定性は、流体力と構造力学との間の複雑な相互作用の結果として生じ、予測不可能な流れのパターンと動的な変動を引き起こす。この不安定性は、さまざまな産業技術の運用を理解し、最適化する上で重要な要素となる。本講演では、水素の地下貯留施設への貯蔵効率および貯留施設からの水素取り出し効率を最大化する上で、流体力学的不安定性をどのように利用できるかについて概説する。これは、ドイツおよび世界における、よりクリーンで効率的な動力源へのエネルギー転換における重要なソリューションである。
 

3. The process of developing vehicle controllers for handling evasive maneuvers
 (自動運転における緊急回避操作を処理するコントローラの包括的な開発プロセスを解説)
 Amauri da Silva Junior (Technische Hochschule Ingolstadt and Royal Melbourne Institute of Technology)
 自動運転技術の進歩に伴い、車両と歩行者の双方の安全を確保するため、緊急回避操作を処理できるコントローラの設計が不可欠となっている。本講演では、緊急時に向けた設計の車両コントローラ開発と実装の包括的なプロセスを紹介する。自動運転車開発の柱となる技術と、予防安全と衝突安全の分類についても説明する。また、実際の状況を想定しながら、緊急時におけるコントローラ設計の重要性に注目する。アイデアの創出から車両でのテストに至るまで、コントローラをどのように設計するかを議論し、実際に開発されたコントローラも紹介する。さらに、従来のコントローラモデルにAIを利用する方法と、その利点と欠点について述べる。
 

 ※主催者による翻訳のため、英語原文はセミナーHPをご参照ください。

お申し込み

お申し込み(無料)は こちらからお願いいたします
(学内からの参加は申し込み不要となっております)

主催

お問い合わせ

辻 聡樹
広島⼤学⼤学院 先進理⼯系科学研究科/富士通株式会社 コンピューティング研究所
tsuji*hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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