広島大学財務・総務室総務・広報部総務グループ
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原爆の日の2024年8月6日、広島大学創立75+75周年記念事業・平和企画「ペドロ・アルペ神父と共に歩む平和の音色」を広島市中区の東千田キャンパスで開催しました。
今年の平和企画には、広島大学が実施するサマープログラムの海外参加学生、14か国、約70人及び平和学長会議に参加された海外の大学長ら約20人が参加し、本学の学生・教職員も併せて約200人が参加しました。
越智光夫学長による挨拶の後、第1部では、被爆樹木と被爆建物の破片を素材の一部に使用した楽器(バイオリン、チェロ、ビオラ)による平和祈念ミニコンサートを行いました。被爆樹木等を使用した弦楽器の音色を通して、平和への思いを共有する時間となりました。
続いて、第2部では、自らも被爆しながら、被爆者救護に尽くしたペドロ・アルペ神父の活動に関する講演会を行いました。イエズス会長束修道院の塩谷惠策神父、上智大学神学部神学科の酒井陽介准教授にご講演いただき、アルペ神父の人となりや被爆体験による「変容」をご紹介いただきました。
外国人に対する圧力が日に日に強まる当時の状況下で、スパイ容疑で投獄されてもアルペ神父の人となり、清らかさ、使徒的熱意にあふれるエネルギーは揺らぐことがなく、原爆投下後は修練院を即座に開放し、医学専攻の力量を発揮して多くの被爆者を献身的に手当されました。過酷な環境でも人のために力を尽くしたアルペ神父の平和を願う活動に、参加者一同は熱心に耳を傾けました。
平和祈念ミニコンサート
塩谷氏による講演
酒井氏による講演
越智学長との記念撮影
創立75+75周年ウェブサイト(別サイトへ移動します)
広島大学は、2024年に創立75周年、その前史である75年も加えると150年の節目の年を迎えます。
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